振り返ることが苦手
娘は行事を振り返って作文を書くことができません。実行委員を務めた行事でも、「別に書くことがない」と数行で提出していると先生から心配され連絡がありました。
あんなに積極的に参加していたのに、どうして書くことがないのでしょうか。
【処方箋】質問をして一緒に振り返る
意識が前に向いているADHD脳は過去の記憶の振り返りが苦手です。特に「どう感じた」「どう思った」など自分の感情記憶は振り返りにくい特性があります。振り返ることができないのは、記憶が整理されていないことが原因です。
この場合の対処法は、子どもと一緒にカレンダーを見ながら、「この日は何があった?」と質問していく方法です。
「わからない」「思い出せない」と返ってきたら、「一生懸命、放課後に応援を練習してたよね」「リレーで一番だったよね」とヒントを出してあげましょう。
例えば、こんなふうに対話していきます。
子ども
何があったか思い出せない
親
10月15日は、カレンダーに運動会って書いてあるよ
子ども
あ、そうか。運動会だった!
親
そうだよね。今年は応援団になったよね
子ども
うん。頑張った
親
応援団で何を頑張れた?
子ども
大声を出すこと
イラスト:いらすとや
本人に話をさせることを意識して質問を続けてください。しゃべらせて情報を引き出すことが大切なので、親が話してしまわないように注意しましょう。
①しゃべらせて、本人から情報を引き出す
②情報を整理する
③出てきた情報を整理して書く
ADHD脳が振り返るようになるためには、この1~3の段階が必要です。これを同時に行うのではなく、1つずつ段階を分けて行うのもポイント。
親の質問力が問われますが、プレッシャーを感じなくても大丈夫です。親子で繰り返し行うことで、親の質問力も、子どもの振り返る力も伸びていきます。
何かイベントがあったときは振り返るいい機会なので、ぜひトライしてみましょう。



































