Bちゃん親子への不信感
なかでも目立つようになったのが、クラスメイトBちゃんの娘に対するきつい態度でした。
娘が友達と話そうとすると割り込んで連れていく、チラチラ見ながら内緒話をする、挨拶を無視する……。近所に住むBちゃんママも、私と目が合うとさっと視線をそらすようになりました 。
思い切ってBちゃんママに「娘がいじめられているかもしれなくて」と切り出してみたことがあります。すると彼女の目は泳ぎ、「子どものことに親は首を突っ込まないほうがいいよ。学校に任せよう」という答えが返ってきました。親子そろっての不自然な様子に、私は「やはり何か知っているのでは」という疑念を拭えませんでした。
娘に非はなかったと思いたかった
娘が傷ついているのは確かでした。けれど原因が何だったのか、私にはわからなかったのです。
親の知らないところで、娘も誰かを傷つけていたのではないか? そんな不安も私を苦しめました。「娘は悪くない」と信じたい一方で、「モンスターペアレントと思われたくない」という迷いもありました。娘に落ち度がなかったとはっきりさせたい一心で、私は何度も娘に尋ねてしまったのです。
「お友だちと何かあったんじゃないの?」
「Bちゃんと何かあったんじゃないの?」
「あなたにも悪いところがあったんじゃないの?」
最初は小さな声で否定していた娘でしたが、最後は「もう聞かないで」と言わんばかりに涙ぐみ、私から目をそらすようになったのです。
Bちゃん親子には証拠がなくて何も言えないのに、一番傷ついているわが子にだけ答えを迫ってしまった。
娘を守りたい気持ちからだったはずなのに、不安に押されるまま、私は娘をさらに追い詰めていたのです。

































