
6年生でも「絵本しか読めない」…いま小学生に起きている「異常事態」とSAPIXが見つけた「それでも偏差値を上げるための答え」
Yondemy代表取締役の笹沼颯太氏インタビュー
2026.07.17
首都圏で開成中・桜蔭中など全国最難関校への合格者を毎年多数輩出しているSAPIX。関西で灘中をはじめとする最難関校に多数の合格者を送り出してきた浜学園──。いま、こうした大手進学塾が相次いで導入しているサービスがある。
子どもが読書習慣を身につけるためのオンライン読書教育サービス「ヨンデミー」だ。ヨンデミーは、AIが一人ひとりに合った本をおすすめし、楽しく読書習慣が身につくオンラインサービスだ。これまで、読書が苦手だった子でも、なかには月に20冊以上も本を読むようになるなど、子どもが「本好き」になるサービスとしていま注目を集めている。
そんなヨンデミーを進学塾がこぞって導入しているのは、「本を読めば頭がよくなる」などという安易な考えではない。実は読書には、偏差値上昇のために「必要不可欠な能力」を高める効果があるということが明らかになってきたからだ。なぜ読書で偏差値が上がるのか。株式会社Yondemy代表取締役の笹沼颯太氏に話を聞いた。
いきなり偏差値が上がる
まずは、浜学園を例に見てみよう。浜学園でヨンデミーを週4日以上利用した生徒は、3ヵ月で国語の偏差値が平均4も上昇した。さらに、全科目の偏差値も平均2.5ポイント上がったという。
また、別の進学塾・伸学会の調査では、週5~7日読書をしている層では半年余りで偏差値が7も上がったというデータもある。笹沼氏が解説する。
「たとえば浜学園さんは、灘中のような最難関校への圧倒的な合格実績があり、生徒のデータも多数持っています。そのなかで、近年の課題として挙がっていたのが、国語の点数でした。
浜学園の上位の生徒の中で、灘中の合格に一歩届かない子にはなにが足りていないのか。それは、国語の成績が安定しないことでした。算数は皆よくできるのですが、国語の点数の差が合否を決めていた。そこから見えてきた本当の課題は、国語の点数を上げるための読書量、つまり日々の読む経験の不足でした」

































