
動物園がもっとおもしろくなる絵本3選! 好奇心を刺激しプレゼントにもぴったり![絵本の専門家が選出]
子どもの本のプロが選ぶギフト絵本 #18~動物園が楽しくなる絵本~ (4/4) 1ページ目に戻る
2026.05.20
41種の動物をユーモアたっぷりに解説
せっかく動物園に行くのなら、動物たちの特徴や生態を知っていたほうが、うんと楽しめますよね。図鑑ももちろんいいけれど、子どもが読むことそのものを楽しめるガイドブックがあれば──。
そんな想いに応えてくれるのが、最後にご紹介する一冊『よんでたのしい! いってたのしい! どうぶつえんガイド』(福音館書店)です。
作者の絵本作家・あべ弘士さんは、25年間、北海道の旭山動物園で飼育係として働いていた“動物園のプロ”。旭山動物園といえば、動物本来の行動特徴や能力を来園者に見てもらいたいと考えられた展示方法「行動展示」が、全国の園に広がるきっかけを作った動物園ですね。
ちなみに飼育係だった当時、あべさんは仲間と動物園への想いや夢について語り合い、みんなのアイデアを絵に描いていたといいます。この素敵なスケッチは、旭山動物園のWEBサイトで紹介されていますので、ぜひご覧くださいね。
そんなあべさんが描く本作には、41の動物(生きもの)が、あべさんならではのユーモラスな絵と文章で紹介されています。各ページのタイトルをいくつかご紹介しましょう。
〈ラクダの こぶは おべんとう〉
〈ダチョウは なぜ とばない〉
〈カバを ばかにしては いけない〉
……ね、なんだかワクワクしてきたでしょう?
ラクダのこぶの正体は脂肪で、砂漠の旅では“こぶのお弁当”が、ラクダの元気のもとになるんです。ダチョウは足が速くて大きいから、ほかの鳥のように飛ばなくても大丈夫(飛び方を忘れただけ?とも)。カバは水の中で、おっぱいを飲んだりうんちをしたり何でもできて、実は走ることだってできちゃうのです。
大人でも知らないことが盛りだくさん! 見開きいっぱいに描かれた動物が、飼育係の目を通して、ユーモアたっぷりに紹介されています。
さて、最後、41番目に描かれているのは、いったいどんな生きものでしょう? 〈へんな どうぶつ〉と書かれていますよ。答えは、絵本の中で確かめてくださいね。
*読み聞かせ 2さいくらいから
*ひとり読み 4・5さいくらいから
動物園が大好きなお子さんはもちろん、これから動物園デビューをするお子さんへのプレゼントにも、ぜひおすすめしたい3冊です。
取材・文/星野早百合
【関連書籍】




星野 早百合
編集プロダクション勤務を経て、フリーランス・ライターとして活動。雑誌やWEBメディア、オウンドメディアなどで、ライフスタイル取材や著名人のインタビュー原稿を中心に執筆。 保育園児の娘、夫、シニアの黒パグと暮らす。
編集プロダクション勤務を経て、フリーランス・ライターとして活動。雑誌やWEBメディア、オウンドメディアなどで、ライフスタイル取材や著名人のインタビュー原稿を中心に執筆。 保育園児の娘、夫、シニアの黒パグと暮らす。




































東條 知美
1973年、新潟県上越市生まれ。白百合女子大学児童文化学科卒業。メディアファクトリー(現KADOKAWA)、国立国会図書館、幼児教育専門学校、小・中学校図書館などでの勤務を経て、「絵本コーディネーター」の肩書で活動中。 子育てや教育、ジェンダーなどのテーマの下、絵本の可能性と魅力を幅広い世代に伝えながら、全国自治体で課題解決へのヒントを探る講演を行う。各種メディアのほか、バラエティ番組や情報番組にも出演。バンタンデザイン研究所では、絵本作家コースの講師を務める。 公式サイト https://www.tojotomomi.com/ ブログ「僕らの絵本」 https://ameblo.jp/bokurano-ehon/entrylist.html
1973年、新潟県上越市生まれ。白百合女子大学児童文化学科卒業。メディアファクトリー(現KADOKAWA)、国立国会図書館、幼児教育専門学校、小・中学校図書館などでの勤務を経て、「絵本コーディネーター」の肩書で活動中。 子育てや教育、ジェンダーなどのテーマの下、絵本の可能性と魅力を幅広い世代に伝えながら、全国自治体で課題解決へのヒントを探る講演を行う。各種メディアのほか、バラエティ番組や情報番組にも出演。バンタンデザイン研究所では、絵本作家コースの講師を務める。 公式サイト https://www.tojotomomi.com/ ブログ「僕らの絵本」 https://ameblo.jp/bokurano-ehon/entrylist.html