アニメやマンガ、ゲームなど、さまざまなエンターテイメント作品で登場するさまざまな「かいぶつ」たち。
そのなかには、ギリシャ・ローマ神話、聖書などに記されたものが原型になっているものも少なくありません。
そして、そうした人ならざる「かいぶつ」たちは、はるか昔から絵画のモチーフに選ばれ、さまざまな画家たちが描いてきました。
そんな「かいぶつ」たちが描かれた絵画を集めて本にしたのが、『かいぶつ美術館 イラストとマンガでわかる西洋絵画入門』(著:杉全美帆子)。個性的な「かいぶつ」たちが描かれた絵画とともに、彼らの物語をマンガ形式でわかりやすく解説し、さらに西洋絵画の画家たちも学べる一冊です。
この記事では、本書籍より一部抜粋し、「かいぶつ」にまつわる絵画や伝説を紹介します。
キリスト教では人類最後の日、天国に行くか地獄に行くか神によって裁きを受けることになっている。その様子を見てみよう!
『かいぶつ美術館 イラストとマンガでわかる西洋絵画入門』
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1536-41年 システィーナ礼拝堂/バチカン(バチカン市国)
判定を下す神さま(キリスト)を中心に、上にはキリストの受難を象徴するアイテム(十字架・柱・いばらの冠)を持つ天使たち、下には最後の審判のときが来たことを告げるラッパを吹く天使たちがいる!
地中からは死者の魂が審判を受けるために出てきているよ。
右下には地獄があり、地獄行きが決定した魂の表情は暗いね。
ミケランジェロが描いた「最後の審判」は神さま(キリスト)が直接審判を下しているのも特徴だね!
この絵画には働く天使と悪魔たちがたくさん!
1467-73年頃 国立美術館/グダンスク(ポーランド)
こちらの「最後の審判」では、大天使ミカエルが魂の良し悪しを測定しているよ!
魂の測定方法は天秤に乗ること。善い魂は重く、悪い魂は軽いとされているんだ!
天国行きの人は左に、地獄行きの人は右に向かっているよ。
大天使ミカエルの上に神さまがいて、その周りには聖人たちがずらっと大集合!キリストの受難を象徴するアイテムを持っている天使たちも描かれているよ。
天国では、聖ペテロがお出迎え。
着衣や天使たちによる生演奏など手厚いサービスが受けられる……!






































杉全 美帆子
女子美術大学絵画科洋画専攻卒業。グラフィックデザイナーとして広告制作会社などに勤務後、イタリアに7年間留学。アカデミア・ディ・フィレンツェ卒業。著書に「イラストで読む美術」シリーズ(『ルネサンスの巨匠たち』『レオナルド・ダ・ヴィンチ』『印象派の画家たち』『奇想の画家たち』『ギリシア神話の神々』『旧約聖書の物語と絵画』『新約聖書の物語と絵画』『ヨーロッパの王家の物語と絵画』/いずれも河出書房新社)がある。
女子美術大学絵画科洋画専攻卒業。グラフィックデザイナーとして広告制作会社などに勤務後、イタリアに7年間留学。アカデミア・ディ・フィレンツェ卒業。著書に「イラストで読む美術」シリーズ(『ルネサンスの巨匠たち』『レオナルド・ダ・ヴィンチ』『印象派の画家たち』『奇想の画家たち』『ギリシア神話の神々』『旧約聖書の物語と絵画』『新約聖書の物語と絵画』『ヨーロッパの王家の物語と絵画』/いずれも河出書房新社)がある。