ナコ家の頑張らない子育て in 東北　第72回　ビストロ・ナムのある問題点 編

ある問題、それは……キッチンの後始末。

いろいろと気になる点はあるものの、一番、目に余るのは床です。何かを取り出した袋や箱が落ちているのは、まだしも……。一応、生ごみはシンクの生ごみ入れに捨てている様子ですが、飛んでいってしまうのかなんなのか、玉ねぎの皮やら野菜のカスやらが床に落ちている！　肉などの食材が入っていたトレイやらも落ちていたりしていました。

さすがにヤバい！　急いでいてとか、手際が悪くてというようなことで許容するには、衛生的にヤバい。

片付けが苦手なのはわかります。私も苦手なことがあるので補い合うのを悪いとは思いませんが、外では床にゴミを放置したりしていないのだから、「できない」わけではないはず。

家といえど、キッチンやリビングなど、みんなが使う場所は、ある程度の公共の場である意識をもってもらいたいものです。

そんなわけで……、
①「調理中のゴミは袋にまとめておいて捨てましょう。食べ物系のゴミは放置したら本当にヤバいです。腐敗したり、カビが生えたり、異臭がしたり、健康にも影響します」

②「汚れたら、汚れ落としや除菌スプレーで拭きましょう。すぐ拭けば落ちるものも、あとでやったら落ちなかったり手間が増えたりします」

といった……、主に手段と理由を家族全体へのアナウンスとして言い続けた結果、ナムさんも徐々に改善していきました。

もしかしたら、ナムさん自身が料理に慣れて、周りが見えるようになったからであって、私のアナウンスの効果ではないのかもしれませんが、どのみち状況が良くなってホッとしております。

ナムさんの場合、ゴミをまとめられるようになって、私がそれを適宜ゴミ箱に捨てるだけになったので、「作る」と「片付ける」の家事を分担したと思えば私が後始末をするのはやぶさかではないと思う半面、子どもたちにはゆくゆくの自立のために「料理は後始末までセット」と教える、複雑な立場に立たされています。

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