ナコ家の頑張らない子育て in 東北　第22回　大人のひとり時間 編

長女や次女が幼い頃、特に長女はデリケートな上にショートスリーパーだったので、かなり大きくなるまで、寝かしつけたあとに何かをするというのはほぼ不可能でした。

が、三女はわりと早寝をするタイプの子どもであるのと、赤ちゃんの頃からパパと寝ることが習慣付いているので、「寝るときはパパと一緒」というのが三女の中で定着。ママじゃないとダメ、というようなことがないのです。

そんなわけで、三女を夫のナムさんに頼んだあとには、私にフリータイムができるようになりました。

しかしあるとき、夫が体調不良のため娘と一緒に寝ることができない事態になりました。

当然、私が三女を寝かしつけるわけですが、三女が眠ったのを確認してひとり時間を楽しもうと離れると、「親離れたセンサー」的なものが働くようで三女が起きてしまい……。

なるほど、はたから見るとおとなしく、かんしゃくも起こさずにちゃんと寝る三女は寝かしつけが容易に見えますが、だからといって本当にラクチンかというとそうは問屋が卸さなかったのです。

くっついていればいいようなので、スマホを見るぐらいはできるものの、夫が回復するまで夜のフリータイムはお預けとなってしまいました。

とはいえ、いつもパパっ子の三女が寝るときにくっついてくるのもかわいくて愛おしいし、夫もたまにはのびのびと眠れて、これもまたいいなと思ったりもしました。

でもくっつく三女がこんなに愛おしいのは、たまにだからなのですよね。

毎日でももちろんかわいいのですが、自分の時間が近いうちに持てるという心の余裕があるのとないのとでは、子育てに臨む気持ちが全然違うように思います。