【子育てとAI】Googleに直接取材!Geminiで「今すぐ使える」スゴ技を現役ママ社員が伝授

生成AIを育児に活用する方法 前編 (3/3) 1ページ目に戻る

ライター:山口 真央

【スゴ技2】Geminiの新機能でゲームが作れる!

山口:生成AIをアイデア出しとして活用する方法は分かりましたが、もっとクリエイティブに楽しむ方法はありますか。

汪:Geminiでは「Canvas」というインタラクティブな作業ツールを利用して、あっという間に無料で簡単なゲームをつくることができます。入力欄の下にある「ツール」というボタンを押して「Canvas」を選び、つくりたいゲームの内容を指示します。どんなゲームがいいですか。

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山口:ええっと、迷路をつくってほしいです。息子は猫が好きなので、猫を登場させられると喜ぶと思います。

汪:では「スタートに猫がいて、猫がチャレンジする設定で迷路を作って。ゴールに大きなケーキを用意して」と依頼してみましょう。すると、ものの数分でゲームができるようになります。ほら!

山口:本当ですね! 実際にボタンを押して、猫を動かすこともできちゃいます。これは子どもと一緒にアイデアを練りながらつくったら盛り上がりそうです。

汪:最初は不具合があっても、何度でも改良を依頼してブラッシュアップすることができます。時間制限を設けるなど、自分なりのルールをつくっても面白いかもしれません。しかもサイトのURLを共有すれば、ゲームを誰かと共有することもできます。

山口:お友達や祖父母に「○○(息子)がつくったゲームだよ」といって共有したら、楽しみも広がりそうですね。自由研究として提出するのもありかもしれません。

汪:そのとおりです。「Canvas」をつかった機能には、手描きのイラストを取り込んでゲームをつくったり、言葉だけでは伝わりづらい情報をアニメーションで表現したりと、さまざまな活用法があります。他にもGeminiの新しい機能として、自分を主人公にして好みの物語をカスタマイズしてくれる「Storybook」という機能も試運転中です。テーマや年齢など、子どもに合わせた絵本を作成できます。

山口:すごいですね! 今回紹介してくださった機能は、子どもと一緒に気軽に試せるものばかりだと感じました。AIって小難しいイメージがありましたけど、汪さんのお話を聞いていて、育児の相談にのってくれるナビゲーターのようですね。

汪:そうですね。この記事で紹介したGeminiの機能は、どれも無料でつかうことができます。親御さんには遊び感覚で楽しみながら生成AIを育児に取り入れてみてほしいですね。

【子育てAI活用術について、GoogleのGeminiアプリのシニアマーケティングマネージャー汪斯匯(ワン スーウェイ)さんに伺う連載は前後編。子どもとの「遊び」を中心にした活用術についてお聞きした今回の〔前編〕に続き、次回の〔後編〕では子育ての「困った!」をGeminiで効率化する方法や、生成AIの正しい付き合い方を伺います】

※2025年11月21日より公開

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やまぐち まお

山口 真央

編集者・ライター

幼児雑誌「げんき」「NHKのおかあさんといっしょ」「おともだち」「たのしい幼稚園」「テレビマガジン」の編集者兼ライター。2018年生まれの男子を育てる母。趣味はドラマとお笑いを観ること。

幼児雑誌「げんき」「NHKのおかあさんといっしょ」「おともだち」「たのしい幼稚園」「テレビマガジン」の編集者兼ライター。2018年生まれの男子を育てる母。趣味はドラマとお笑いを観ること。