【編集部独自インタビュー】転職して東京ディズニーリゾート®キャストの道へ ファンタジースプリングスで働く池場さんに聞く仕事の誇りとは

現役キャストに聞くリアルな仕事の喜びを取材! おもてなしの極意が学べるミニクイズも

海外キャラクター編集チーム

「誰をも笑顔にさせるパークはやっぱりすごい」と気づきキャストの道へ

ディズニーキャストになることを夢見ながらも、一度はあきらめてビジネスマンの道へ。そんな池場さんがやはりキャストになると決めたのにはこんな理由がありました。

「営業として働いていて、契約が取れたときは、自分が『ありがとうございます』と言う立場でした。でも、ディズニーキャストはその逆。何かをして、あんなにたくさんの“ありがとう”をいただける職場はあまりないのではないかと思いました」

「営業時代、商談する際にこちらが少し緊張してしまうような強面のお客様がいらっしゃったのですが、あるとき、すごく笑顔でテンションが高かったんです。『ご機嫌ですね』と言ったら、『明日、娘と東京ディズニーランドに行くんだよ』と朗らかに笑って……。こんな強面の方も笑顔にさせるパークはすごい。やっぱりキャストとして働きたいと、改めて思いました」

ゲストの輝く笑顔と感謝の言葉はキャストならではの仕事のやりがい

パークエントランスの池場大輔さん
パークエントランスにて。写真:講談社写真映像部

「仕事のやりがいは、ゲストの笑顔とたくさんの“ありがとう”。直接伝えてくださる方も多いですが、『また来ようね』『明日から、また学校で頑張れる!』などの言葉を聞くと、パークでの体験がみなさんの活力になっていることを実感できて、とてもうれしくなります」

「こうした感謝の言葉は、フードサービスキャストやアトラクションキャスト、マーチャンダイズキャストなど、たくさんのキャストのおもてなしがバトンみたいにつないでくれたもの。それら全部への“ありがとう”が、最後に私たちに届きます」

キャストとしての誇りを感じた忘れられないエピソードとは

カメラを構える池場さん
キャストならではの喜びとは。写真:講談社写真映像部

そんな池場さんには、キャストの仕事での忘れられないエピソードがあると言います。

「ある日、年配のご夫婦に、『孫を楽しませてやりたいのですが……』と声をかけられました。どうやらパークにあまり詳しくなく、公式アプリの操作もよくわからなくて困っているとのこと。ほかのゲスト対応もあまりなかったので、夜までのプランを組むお手伝いをしました」

「夜、退園のご案内をしていると、そのご夫婦がわざわざ私を見つけて『お兄さんのおかげで楽しめました』と言いながら、写真まで見せてくださったんです。そこには、私がすすめたアトラクションの前で撮ったものや、アイスクリームを持って笑うお孫さんの姿がありました」

パークでの貴重な時間を、私の言葉を信じて過ごしていただき、写真で私に伝えてくださったことに感激しました。キャストとしての誇りをあんなに感じたことはありません

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