
「桃の節句 ひな祭り」はいつから? 由来は? ひな人形を飾る時期・菱餅など行事食を専門家が解説
【3月の行事】親子で話したい日本の行事 ~桃の節句編~ (2/4) 1ページ目に戻る
2026.02.21
和文化研究家:三浦 康子
桃の節句の起源は?
3月3日は桃の節句です。なぜ桃の節句というのでしょうか。昔から、桃の木には聖なる力があるといわれます。旧暦の3月3日は桃の花が咲くころ。「桃」を使って行事が行われ、「桃の節句」と呼ばれるようになりました。
「桃」という字は木へんに「兆」(きざし)と書きます。命が生まれ、物事が始まる「兆し」(きざし)、そして命を宿す女性を表す意味もあるのです。
「ひな祭り」の由来は?
桃の節句は、「ひな祭り」ともいいますね。3月が近くなると「ひな人形」を飾るご家庭も多いのでは?
ひな祭りのルーツをたどると、約2000年前の古代中国までさかのぼります。「上巳節(じょうしせつ、じょうみせつ)」といい、3月最初の「巳の日(みのひ)」に水辺で心身の穢(けがれ)をはらう行事がありました。
その「上巳節」を遣唐使が日本に伝えます。日本古来の「禊(みそぎ)」や「形代(かたしろ)」といったお祓いの考え方とつながり、「上巳の節句」として日本に広がりました。
ひな人形の由来には、平安時代の貴族の子どもたちの間で流行していた「雛遊び」(ひなあそび、ひいなあそび)が関係しています。これは素朴な人形を使ったままごと遊び。この「雛遊び」が「上巳の節句」と結びついたのです。
そして江戸時代に人の災いを受ける男女一対の、紙で作られた立ち姿のひな人形が生まれました。これが令和にも伝わるひな人形のはじまりです。


































