ADHDをネガティブに受け止めるのは間違っている 子どもの自己肯定感を守る、症状が出たときの対処法

最新の脳科学が明かす「ADHD脳」の新トリセツ (4/4) 1ページ目に戻る

勝手な思い込みで動いてミスする

イラスト:くぼあやこ
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いつもテストで小さなミスをしていて、なかなか点数が伸びません。

見直せば絶対にできる問題なのに、問題文を自分の勝手な解釈で読んで回答してしまい、間違えてしまうことが多いようです。

【処方箋】ほかの解き方がないか考えるクセをつける

ADHD脳は、1回やってしまうと、もう一度確認する動機が足りず、見直せないことがあります。ですから、日頃から、「再確認で完了」「間違いを直して賢くなる」という認識をしっかり刷り込む必要があります。

ADHD脳の特徴である「早合点」はノンバーバル思考によるものです。瞬時に理解できるという強みでもありますが、それで理解したつもりでいると、物事に対する考えが非常に浅い状態のまま進んでしまう恐れがあります。ノンバーバルの思い込みによるミスが起こっているのです。

今回のようにテストでミスをする場合は、即座に解いた後、そこで終わりにせずに「もっと違う解き方はないか?」と考えるクセをつける必要があります。

1回解き終わるとADHD脳の集中力はそこで切れてしまっているため、解き直しなさいと言われても、まったくやる気が出ません。そこで「解き直し」ではなく「違う解き方を考える」という方向にシフトすれば、新たな集中力を呼び起こすことができるのです。

子どもには「ほかの解き方はないかな?」と、モチベーションを上げるような声かけをしましょう。最初に解いたときとは別の視点で理解しようと脳が働くため、思考が深まり、思い込みで解いたときの間違いにも気づくでしょう。

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加藤俊徳氏の新刊『すごいADHD脳 ─天才的な能力を200%引き出す方法─』では、ほかにも「ノンバーバル思考」「超ポジティブ」など、ADHD脳の天才的な能力について詳しく解説されています。

また、ADHD脳の最新のトリセツとして、「太陽の光を浴びる」「睡眠時間を10時間以上にする」など、症状を半減させる生活習慣も紹介。ADHD脳の子を育てる親御さんにとっても、お子さん自身にとっても心強い一冊になっています。

加藤 俊徳(かとう・としのり)
脳内科医、小児科医、医学博士。加藤プラチナクリニック院長。株式会社脳の学校代表。脳科学・MRI脳画像診断の専門家。脳番地トレーニングの提唱者。14歳のときに「脳を鍛える方法」を求めて医学部への進学を決意。1991年、現在、世界700ヵ所以上の施設で使われる脳活動計測fNIRS(エフニルス)法を発見。1995年から2001年まで米ミネソタ大学放射線科でアルツハイマー病やMRI脳画像の研究に従事。ADHD注意欠陥多動性障害、コミュニケーション障害など発達障害と関係する「海馬回旋遅滞症」を発見。帰国後は、独自開発した加藤式MRI脳画像診断法を用いて、子どもから超高齢者まで1万人以上を診断、治療を行う。クリニックではADHD専門外来を開設し、ADHD症状のある人の脳画像を診断し、学習指導、適職指導など、その人の才能を開花させるため、薬に頼らない治療を行っている。著書は、『脳の強化書』(あさ出版)、『ADHDコンプレックスのための“脳番地トレーニング”』(大和出版)、『1万人の脳を見た名医が教える すごい左利き』(ダイヤモンド社)、『一生頭がよくなり続ける すごい脳の使い方』(サンマーク出版)など多数。

『すごいADHD脳 ─天才的な能力を200%引き出す方法─』(ワニブックス刊)

著:加藤俊徳
イラスト:くぼあやこ、いらすとや

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