ADHDをネガティブに受け止めるのは間違っている 子どもの自己肯定感を守る、症状が出たときの対処法

最新の脳科学が明かす「ADHD脳」の新トリセツ (3/4) 1ページ目に戻る

振り返ることが苦手

イラスト:くぼあやこ
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娘は行事を振り返って作文を書くことができません。実行委員を務めた行事でも、「別に書くことがない」と数行で提出していると先生から心配され連絡がありました。

あんなに積極的に参加していたのに、どうして書くことがないのでしょうか。

【処方箋】質問をして一緒に振り返る

意識が前に向いているADHD脳は過去の記憶の振り返りが苦手です。特に「どう感じた」「どう思った」など自分の感情記憶は振り返りにくい特性があります。振り返ることができないのは、記憶が整理されていないことが原因です。

この場合の対処法は、子どもと一緒にカレンダーを見ながら、「この日は何があった?」と質問していく方法です。

「わからない」「思い出せない」と返ってきたら、「一生懸命、放課後に応援を練習してたよね」「リレーで一番だったよね」とヒントを出してあげましょう。

例えば、こんなふうに対話していきます。

子ども

何があったか思い出せない

10月15日は、カレンダーに運動会って書いてあるよ

子ども

あ、そうか。運動会だった!

そうだよね。今年は応援団になったよね

子ども

うん。頑張った

応援団で何を頑張れた?

子ども

大声を出すこと

イラスト:いらすとや

本人に話をさせることを意識して質問を続けてください。しゃべらせて情報を引き出すことが大切なので、親が話してしまわないように注意しましょう。

①しゃべらせて、本人から情報を引き出す
②情報を整理する
③出てきた情報を整理して書く


ADHD脳が振り返るようになるためには、この1~3の段階が必要です。これを同時に行うのではなく、1つずつ段階を分けて行うのもポイント。

親の質問力が問われますが、プレッシャーを感じなくても大丈夫です。親子で繰り返し行うことで、親の質問力も、子どもの振り返る力も伸びていきます。

何かイベントがあったときは振り返るいい機会なので、ぜひトライしてみましょう。

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