【不登校】の選択肢 子どもの心が動き出す「食育」 学びを変える「横浜きりん学園」(横浜市)の実践

不登校の子の新たな学びの選択肢「学びの多様化学校」 #9 (4/4) 1ページ目に戻る

遅刻や下校時間の概念を撤廃

──食育のほかにも、教育課程で工夫されているところはありますか?

森先生:総合学習の時間を多くとっています。例えば、蚕を育てて繭から糸を作るという学習を行い、その糸で作品を作ります。一時期、職員室の前にたくさんの蚕がいました。この体験を通じて、命の尊さ、昔の人の暮らしや、歴史を学ぶことなど教科横断的に学びを深めていくことができます。

蚕を飼育し、繭から糸をとって作った子どもたちの作品。とても貴重な体験です。
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森先生:登校できない日が続くお子さんは、オンラインなどで話をして、先生や学校に短い時間から慣れていきます。一日中頑張らないで、数時間だけ来て帰るなど、その子に応じた登校時間を組むようにしています。毎日ではなくても、週に何回来る、と決めながら個別のペースに合わせています。

無理に学校に居なくて大丈夫。遅刻や下校時間の概念をなくし、子どもが無理なく参加できる環境を整えています。カフェテリアでは、一緒に登校した保護者が仕事をしながら待つこともできます。

校舎1階にあるコミュニティカフェ。地域の人たちがランチをしたり、保護者が待機する場所としても使われています。

森先生:「集団の中での経験を通じて社会に適応する力」を育てる場として、本校が必要な子どもや保護者の方へ、これからも発信し続けていきたいと思っています。

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きりん学園の「食育で学びの土台を作る」という考え方から、「学ぶことの楽しさ」は現代のすべての子どもたちにとって大切な学びのひとつだと改めて感じました。

撮影・取材・文/尾関久美子

写真提供:横浜きりん学園

横浜きりん学園
住所:神奈川県横浜市栄区庄戸3‐1‐1
電話:045‐410‐7757(横浜きりん学園 事務校務課)
https://kirin.mori.ac.jp

\「学校に行く」以外の選択肢が知りたいときは/

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