
【全文特別公開】講談社絵本新人賞受賞作「オオカミさんの おきゃくさん」を公開!
「聞く」から「読む」へ! コミックタッチの新感覚絵本
2026.09.11
【全文公開】『オオカミさんの おきゃくさん』
一人読みをはじめるお子さまにオススメ!
【期間限定特別公開】
10/31まで
※断りなく公開期間を短縮する可能性がございます。
【あらすじ】
静かな湖のそばで暮らす、内気なオオカミさん。ある夜、「あのぉ…… すみません……」と、不思議なお客さんがやってきます。やってきたお客さんの正体とは……?二人のやりとりと温かい友情を描いた、大人も子どもも引き込まれる優しい物語。
鹿毛トモタロウ
かいものがえりの オオカミさん。
バッグの なかには たべものが どっさり はいって います。
ゴト パタ ポン。
トントト コトコト ふつふつ……。
ドバッシャー!
みずうみで おおきな さかなが はねた おと?
もーっと おおきな フクロウが おちた おと?
もっと もーっと おおきな タコ!?
まさかね。ここは みずうみだもの。
オオカミさんは じっと かんがえました。
つづいて なにか べつの おとが きこえて きます。
「オ!」
「お! あっ! まず とにかく おふろで あたたまって いって ください!」
「よるに みづうみへ? どこから きたのかな?」
オオカミさんは りょうりの つづきに とりかかりましたが
ふと きが つくと
これでは まるで パーティーです。
こまった オオカミさんは
カチャリ……。
「おふろ…… ありがとうございました」
つい いきおいで おきゃくさんを しょくじに おさそいして しまいました。
「すみません。こんな すてきな ごちそうまで……」
「えっと…… たくさん たべて くださいね」
まずは ちょびっと…… ひとくち もう ひとくち…… と たべて いく うち
「うっかり そらから おちて しまって。いろいろ ごしんせつに。でも…… あの……。オオカミさんは なぜ まいばん わたしに ほえるのですか?」
あぉーーーーん(スーパーで とりにく やすかったー)
「ああ! それは おつきさまにでは なく とおくに いる なかまと おしゃべりして いるのです」
「それで かおを かくして いたのかな」
“コン・コン・コン!”
まどの そとを みると おほしさまたちが おつきさまを むかえに きて いました。
ふたりが これまでの できごとを はなすと おほしさまたちも クツクツと わらって しまいました。
オオカミさんが みまもる なか おつきさまは よぞらに たかく たかく のぼって いきました。
それから しばらくの あいだ まいばん みごとな まんげつだったそうです。
『オオカミさんの おきゃくさん』の制作日記はこちらから↓
















































































鹿毛 トモタロウ
1983年生まれ、札幌出身。個展等でイラストの制作を行う。第46回講談社絵本新人賞受賞。
1983年生まれ、札幌出身。個展等でイラストの制作を行う。第46回講談社絵本新人賞受賞。