げんき編集長が読者サポーターさんのコメントから雑誌を振り返ります
こんにちは。講談社「げんき」編集長の塩見亮です。
げんき編集部では、「げんき読者サポーター」という制度をやっています。
サポーターの数は、全国に50人。
げんき編集部の雑誌やふろくで、実際にお子さんと遊んで、その様子をSNSに投稿したり、編集部に意見や感想を送ったりという活動をしてくれています。
編集部ではそのコメントを読んで、ときには喜び、ときには反省して、新しい雑誌やふろくの制作に活かしているというわけです。
サポーターさんには、忖度(そんたく)なしの意見をお願いしているので、ときには厳しいコメントも。
反省することの方が多いかもしれません(汗)
10・11月号のふろくは、「スッキリ! うんちタワー」でした。
衝撃的ふろく「うんちタワー」の評価は?
「最後メダルがどばっと出てくるのがとても衝撃的(笑)で、とても楽しんでいます!」(Yさん/お子さん2歳8ヵ月)
「2歳の娘はうんちに興味津々で、開けた瞬間、『うんちしゃん!』と喜んでいました!」(Cさん/2歳3ヵ月)
「途中から自然と『ニコニコうんちくん』『プンプンうんちくん』等、メダルに描いてある顔を実況しながら入れるようになっていました」(Nさん/2歳10ヵ月)
「うんちタワー」は、編集部の担当者が家でサンプルで遊んでいたところ、息子がトイレでウンチできるようになった! というエピソードつきの付録だったのですが、サポーターさんのお宅でも……、
「トイレに興味を持つようになり、今回の付録で長男のトイレについていっては、『うんちばいばーい!』と言うようになりました」(Sさん/3歳4ヵ月)
「トイレトレーニングは親がまだこれからかな~と思っていたのに、娘のほうから行きたがるようになりました。うんちタワーのコインを握りしめたままトイレへ行こうとして、慌てて止めました(笑)」(Kさん/1歳8ヵ月)
「周りでも3歳だとトイトレが終わっている子も結構いるので、これを目当てに本誌を買おうというところまではいかないかなと思いました」(Nさん/3歳3ヵ月)
「遊びながらトイレトレーニングができるふろく、画期的!」と思ったのですが、「トイトレ真っ最中!」というタイミングピッタリな方はそこまで多いわけではないですよね。反省。
他にマイナスなコメントとしては、
「つかみはとても良かったのですが、我が子は遊ばなくなるのが早かったです」(Tさん/3歳10ヵ月)
「コロコロに飽きたら『うんちのおかね』と言いながらお買い物ごっこを楽しんでいました!」(Hさん/3歳5ヵ月)
読者サポーターのコメントに思わずじーんと…
好評だったのは、「ミッキーのクレープやさん」。
「包むのが楽しいみたいで、大量にクレープを食べさせられました(笑)」(Kさん/2歳8ヵ月)
「親子揃って強火のあーぷん担なので狂喜乱舞しました。そして、もったいなくてなかなかあーぷんシールを貼れませんでした」(Kさん/3歳10ヵ月)
(Iさん/2歳4ヵ月)からは、「ゆびドリル」について、こんなレポートをいただきました。
「たぬきのマネをしたり、鳥のマネをしたりするのが楽しいみたいでずっと、ぽんぽこ、パタパタとマネしていました。散歩をしていても鳥が飛んでいたらパタパタしながら鳥がいることを教えてくれるようになりました。また、グーやパーに興味が出たので、チョキも教えてみたらチョキもできるようになって、ジャンケンもできるようになり、このページをきっかけにたくさんのことができるようになりました」(Iさん/2歳4ヵ月)
実は「げんき読者サポーター」、1年ごとにメンバーを入れ替えておりまして、もうすぐサポーター終了、というお気持ちからか、卒業メッセージ的なものが多かったです!
「雑誌が届くたびに『開けていい??』とキラキラした笑顔で受け取る姿を見ることができて、幸せでした」(Mさん/3歳11ヵ月)
「げんきのおかげで手先が器用になり、サポーター就任当初は手伝わないとできなかったことが今では自力でできるようになりました。これもげんきを1年間続けたおかげだと思います! 本当に本当にお世話になりましたm(_ _)m」(Uさん/2歳3ヵ月)
「7月に弟が生まれてお姉ちゃんになってから一緒に遊んであげられる時間が以前よりは減ってしまう中で、雑誌を2人で読み進める時間がすごく嬉しかったみたいです。次はいつ来るの~と、新しい号をすでに心待ちにしている様子でした。つわりで弱っているときに引き続いて、親子のコミュニケーションの潤滑油としてありがたく読ませていただいています」(Kさん/2歳8ヵ月)
今は町の本屋さんも減ってしまい、いわゆる「幼児誌」が存在すること自体を知らないママ・パパも多いと思うのです。
だからこそ、読者サポーターのみなさんには、おもにSNS等を通して、げんき編集部の雑誌を広めていただき、とてもありがたく思っています。
いっぱい反省して、どんどんいい雑誌にしていきますよ!
塩見 亮
2000年講談社入社。絵本、童話の編集部を経て、2018年より幼児誌「げんき」編集長。
2000年講談社入社。絵本、童話の編集部を経て、2018年より幼児誌「げんき」編集長。