うちの子のナゾ「毎晩、私の顔の上で寝る息子」いったい どうして?
「うちの子のナゾ」第20回/「なぜ?」と感じる、ちょっと気になる、うちの子の不思議な行動や気質…etc.その世界の専門家に聞いてみました!
2022.07.16
“毎晩私の顔の上で寝る息子。く…苦しい!”
「寝るときに必ず私の顔の上に乗らないと寝てくれません。下ろしてもまた乗ってくるので、毎日悪夢にうなされます」(1歳4ヵ月男児・30代前半)
顔はお子さんにとって心地よい刺激がいっぱい
人は生まれながらにして顔に対する関心が強く、おのずと愛着も強くなります。
このお子さんの場合「なぜわざわざ顔の上で寝るの?」と親御さんは思いますよね。
でも考えてみると目や口の動きが視覚を、寝息が聴覚を、匂いが嗅覚を、温かい体温が触覚をなど、顔には心地よい刺激がすべてそろっています。
でも、親御さんが眠れないのも大変ですから「顔の上はダメだよ」と、やさしく声をかけてみましょう。
1歳4ヵ月は「これはいい、これはダメ」が理解できるようになる年齢です。
代わりにギュッと抱きしめて眠るなど、スキンシップは忘れずに。
イラスト/とやま ちさと 取材・文/久世恵美
げんき編集部
幼児雑誌「げんき」「NHKのおかあさんといっしょ」「いないいないばあっ!」と、幼児向けの絵本を刊行している講談社げんき編集部のサイトです。1・2・3歳のお子さんがいるパパ・ママを中心に、おもしろくて役に立つ子育てや絵本の情報が満載! Instagram : genki_magazine Twitter : @kodanshagenki LINE : @genki
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渡辺 弥生
大阪府生まれ。1983年筑波大学卒業。同大学大学院博士課程心理学研究科で学んだ後、筑波大学、静岡大学、途中ハーバード大学客員研究員を経て、法政大学文学部心理学科教授。同大学大学院ライフスキル教育研究所所長兼務。教育学博士。専門は、発達心理学、発達臨床心理学。主な著書に『まんがでわかる発達心理学』、『11歳の身の上相談』(講談社)、『親子のためのソーシャルスキル』(サイエンス社)など。
大阪府生まれ。1983年筑波大学卒業。同大学大学院博士課程心理学研究科で学んだ後、筑波大学、静岡大学、途中ハーバード大学客員研究員を経て、法政大学文学部心理学科教授。同大学大学院ライフスキル教育研究所所長兼務。教育学博士。専門は、発達心理学、発達臨床心理学。主な著書に『まんがでわかる発達心理学』、『11歳の身の上相談』(講談社)、『親子のためのソーシャルスキル』(サイエンス社)など。