女の子なのに自分のことを「ぼく」といいます

「うちの子のナゾ」第27回/「なぜ?」と感じる、ちょっと気になる、うちの子の不思議な行動や気質…etc.その世界の専門家に聞いてみました!

げんき編集部

“女の子なのに自分のことを「ぼく」といいます”

“女の子なのに自分のことを「ぼく」といいます”

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3歳の女の子が、自分のことを「ぼく」といいます。ジェンダーフリーの今、呼び方を直すべきなのか、悩んでいます。(3歳3ヵ月女児・東京都)

本人の意思を尊重した呼び方でいいと思います

結論から申し上げると、「女の子なんだから『わたし』っていいなさい」などと、強制する必要はないと思います。

自分の呼び名はそのときの状況にあわせて変わっていきます。たとえば小さいお子さんは自分自身を「○○ちゃんは〜」などあだ名でいったりしますが、そのまま大人になる人はいないですね。

もし「ぼく」といっていることで、誰かにからかわれるなど問題がでてきたのならば、そのときになってからお子さんといっしょに考えればいいのではないでしょうか。
子育てと教育の専門家
尾木 直樹先生
大事なのは社会通念ではなく「本人がどうしたいのか」だと思います。

本人の意思を尊重した呼び方が、この多様性の時代にはふさわしいのではないでしょうか。そのあたりの感覚は、じつは親御さんよりも子どもたちのほうが進んでいます。

周りの大人たちも子育てを通じて、今の時代にあった考え方ができるように変わっていっていけるといいですね。

イラスト/とやま ちさと 取材・文/久世恵美
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げんき編集部

幼児雑誌「げんき」「NHKのおかあさんといっしょ」「いないいないばあっ!」と、幼児向けの絵本を刊行している講談社げんき編集部のサイトです。1・2・3歳のお子さんがいるパパ・ママを中心に、おもしろくて役に立つ子育てや絵本の情報が満載! Instagram : genki_magazine Twitter : @kodanshagenki LINE : @genki

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