アトリエルームの壁にお絵描き!? 家族3人33,000円~1泊2日で“アトリエ”滞在

最先端の乳幼児教育が体験できる!「星野リゾート  リゾナーレ大阪」

笹間 聖子

ホテル館内で全て完結! ママ&パパにうれしいお手軽リゾート

家族みんなで行く旅は、いつまでも大切な想い出として残るもの。でも、乳幼児連れの旅行って荷物が多くて移動が大変だし、行き先も限定されるし……とためらってしまいがち。

そこで、げんき編集部が、乳幼児を連れていきやすい旅行スポットやホテルをピックアップ♪ ママ・パパにうれしいポイントをご紹介する新連載。

記念すべき第一回は、2022年12月に大阪・南港「ハイアット リージェンシー 大阪」内に、全国初の“コラボレーションホテル”としてオープンしたばかりの「星野リゾート リゾナーレ大阪」をレポートします!
最上階28階にある広大なアトリエ!
なぜ「星野リゾート リゾナーレ大阪」を選んだかと言うと、そもそも、星野リゾートの「リゾナーレ」シリーズは館内に魅力が詰まっていて、あちこちおでかけせずとも旅が完結するから!

しかも今回の大阪では、「レッジョ・エミリア・アプローチ」という、最先端の乳幼児教育の理念が取り入れられていて、最近話題の知育体験もできるからです。

まずは2ホテル共通のフロントでチェックイン!

JR大阪駅からバスに乗って約25分。ホテルに到着したら、まずはチェックイン! こちらは全国ではじめて「ハイアット リージェンシー 大阪」というホテルの中にできたホテルなので、フロントは「ハイアット リージェンシー 大阪」と共通です。

少しとまどいましたが、「リゾナーレ大阪を予約しました」と伝えたら、ごく普通にチェックインできました!
「ハイアット リージェンシー 大阪」と共通のフロント

お部屋のなかにも楽しさと工夫がいっぱい!

続いて客室に入ったとたん、息子から「わー!」と歓声が! それもそのはず、天井から張り巡らせたネットで全身を使って楽しめるようになっているではありませんか!

ネットで楽しめるのは「デラックスルーム」2部屋のみだそうですが、全室土足禁止のカーペット敷きなので、子どもが裸足でうろうろしたり、地面に寝転んでも安心なのもポイント♪
張り巡らされたロープで、アスレチックのように遊べるデラックスルーム
壁のポップな動物たちのイラストもかわいくて、にぎやかで楽しい空間です。その中央にあるカニさんのスペースはホワイトボードに​なっていて、用意されている専用の色鉛筆で、自由にお絵描きOK! さらに、窓にも特殊なシートが貼られていて、こちらも自由にお絵描きできちゃいます。

ホワイトボード以外のところにお絵描きしちゃわないか……とちょっとドキドキする気持ちもありますが(笑)、壁や窓にお絵描きって、なんだか絵本の世界みたいで素敵ですよね。

もちろん、息子の食いつきもすごい!! 滞在中ずーっとこの部屋にいても大丈夫そうです。
カニさんのような白い部分がお絵描きできるホワイトボード部分です

最先端の乳幼児教育「レッジョ・エミリア・アプローチ」ってなに?

続いて、こちらのホテルの一番の特徴である「アトリエ」に向かいたいのですが、その前にコンセプトとして取り入れられている「レッジョ・エミリア・アプローチ」についてご紹介します。

「レッジョ・エミリア・アプローチ」とは、イタリア発の乳幼児教育のこと。その特徴は、決まったプログラムをこなしたり、正解を求めるのではなく、「何かを見て、触れて、遊ぶことで想像力を膨らませ、表現する体験を大切にすること」だそう。

そのためこのホテルには、親子で興味をかきたてられ、さまざまな方法で遊べるスペース、「アトリエ」が用意されています。つまりそこに訪れるだけで、知育体験ができるんです!
いろんなものを見て、触れて、遊ぼう!

広大な「アトリエ」で、音も汚れも気にせず創造力を育める

というわけで、早速「アトリエ」へGO! 「アトリエ」があるのは大阪港を見渡せる最上階・28階の広大な空間です。
日当たりがよく開放的なアトリエ。窓の向こうには海が広がっている
中は3つに分かれており、まず足を踏み入れたところにあるのは、アーティストの作品やシーズンテーマの展示があり、それを見たり触れたりすることで、子どもの創造力がかきたてられる「興味エリア」。

カラフルな毛糸や工場の部品など、子どもがつい引き寄せられそうなアイテムがちりばめられています。
たくさんの色や形のマテリアルに五感で触れられる
地元大阪の企業が提供している、いろいろな形のマテリアル
次に待っているのは、カラフルな色や絵画、造形と出会って、自由に絵を描いたり、ねん土で遊べる「探索エリア」。

家ではつい床や壁の汚れが気になるけれど、ここなら全身絵の具まみれ、ねん土まみれになっても歓迎してくれるから思う存分楽しめます。

そうそう、汚れてもいい服で行くのがポイントかもしれませんね(笑)。
全身でねん土とふれあい、ゼロからつくる、こわすを体験できるコーナーも
さらに奥には、光や色を使って、自分なりの表現を深めるプロジェクトが開催されています。

この日は、絵の具を水に落としてその動きを観察したり、ライトテーブルでいろんな色の光を重ねてどんな色になるかを確認したり……。

まるで実験みたいなプロジェクトに、子どもたちの目がキラキラと輝いていて、とっても楽しそうでした。
プロジェクターやライトテーブルなど、光を使って遊べる空間も
ちなみに、「探索エリア」のなかには、0~2歳の子ども専用の「ベビーコーナー」があって、やわらかいマットが敷いてあるので、転んでも安心♪ そして、ママ・パパが休憩しながら見守るのにちょうどいい腰かけもたくさんあるのでらくちん笑。

ここでいろいろなものに触れたり遊ぶうちに、子どもが興味があること、得意なことの糸口が見えてくるかもしれません。

家に帰ってから、そこに触れる機会を増やしてあげればそれだけで、お家知育のはじまりかも!?
やわらかなマットが敷かれた「ベビーコーナー」

アトリエリスタが全力で関わってくれるから、ママはちょっと休憩?

また「アトリエ」には、「アトリエリスタ」とホテルスタッフが常駐されていて、子どもたち一人ひとりの個性を引き出し、一緒に楽しんでくれます。

「アトリエリスタ」は、「レッジョ・エミリア・アプローチ」を使った保育・教育を実践されている「まちの研究所」からこられているアーティスト活動をしていた芸術の専門家で、子どもたちの表現や探求を、より深めてくれる存在。そして、やさしく見守ってくれる安心感もあります。

「アトリエ」に入るのには親の付き添いが必要ですが、一人で大丈夫なので、パパにお願いしてママはのんびりエステへ……なんて過ごし方もできちゃうかも。
水に絵の具を落として、その色や形の変化をみんなで研究中!
遊んでお腹が減ったら、同じ建物内である「ハイアットリージェンシー大阪」のレストランへエレベーターで降りるだけ♪ 子どもたちが大好きなブッフェをはじめ、和・洋多彩なレストランがあって迷うので、行く前にHPで選んで予約しておくのがベターかも。

お店によっては子ども向けメニューも提供されていましたよ!
明るくカジュアルなレストラン「ザ カフェ」。乳幼児向けのメニューやテーブルツールも用意されている

3人家族なら33,000円~! 密を避けてマイカーでも!

最後に、旅行を企画するのに欠かせないご予算の話を。「星野リゾートは高級ブランド」というイメージのある方も多いと思いますが、比較的お手頃な価格設定なのもこちらの魅力なんです。

客室料金は1泊1室18,000円(税込)~。1泊2日の「アトリエ滞在料金」として、12歳以下の子ども1人あたり15,000円(税込)が必要なので、家族3人なら合計33,000円(税込)~から利用できるのはありがたい限りです。

アクセスは、JR大阪駅から送迎バスもらくちんですが、330台の駐車場も利用できるため、コロナ禍で公共交通機関を避けたい方にはマイカーでも大丈夫です。

気になる方はぜひ、一度HPをのぞいてみては?
客室の壁のホワイトボードに自由にお絵描きする子どもたち
■DATA
星野リゾート リゾナーレ大阪(ハイアット リージェンシー 大阪内)
住所:〒559‐0034 大阪市住之江区南港北1‐13‐11
TEL:06‐6614‐7845(受付10:00AM~5:00PM)
ささま せいこ

笹間 聖子

ライター

大阪在住のフリーライター、時々編集者。書籍・雑誌・WEB・PRツールに携わる。 メインジャンルは、幼児教育、ホテル、医療、発酵、人の生き方・働き方。 累計10,000人に取材した経験から、専門用語が頻発する事柄を分かりやすい文章にまとめるのが得意。 誰かの「普通」に面白さを見出し、その魅力を伝える記事を多数手掛ける。

大阪在住のフリーライター、時々編集者。書籍・雑誌・WEB・PRツールに携わる。 メインジャンルは、幼児教育、ホテル、医療、発酵、人の生き方・働き方。 累計10,000人に取材した経験から、専門用語が頻発する事柄を分かりやすい文章にまとめるのが得意。 誰かの「普通」に面白さを見出し、その魅力を伝える記事を多数手掛ける。

げんきへんしゅうぶ

げんき編集部

幼児雑誌「げんき」「NHKのおかあさんといっしょ」「いないいないばあっ!」と、幼児向けの絵本を刊行している講談社げんき編集部のサイトです。1・2・3歳のお子さんがいるパパ・ママを中心に、おもしろくて役に立つ子育てや絵本の情報が満載! Instagram : genki_magazine Twitter : @kodanshagenki LINE : @genki

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