【YouTube再生回数急増中!】「キングレコード」と図鑑がコラボした子どもたちのオリジナルソングを発表!

レ・ロマネスクTOBIさんがアドバイザー!「好き」をテーマに楽曲作りに挑戦!

アドバイザーはMOVEラボ顧問のレ・ロマネスクTOBIさん(写真中央)
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地球、スベスベマンジュウガニ、なまこ、コノハムシ……テーマは大好きな生きもの!

講談社が発行する「動く図鑑MOVE」には、MOVEラボ研究員という、厳正なる選考によって選ばれた、小学生〜高校生の読者組織があります。日々の活動は、各自の興味があることを深く掘り下げ、読者の代表としての研究発表(レポート作成)です。

2022年よりレ・ロマネスクTOBIさんを先生にお迎えし、子どもたちと共に「大好きなもので歌を作ろう!」という科学ソングワークショップがスタート! 初めての曲作りに四苦八苦しながら、2年がかりで完成した子どもたちの“科学ソング”をこのたび披露いたします。
MOVEラボメンバーは現在24名! 中学生以上は「助手」として活動しているよ!
https://lab.zukan-move.kodansha.co.jp/

まずは好きなテーマで歌詞を作ってみる

第1回目はZoomで開催!
もともとはみんなで「MOVEラボの歌」を1曲作るはずが…。ラボメンバーの「好きな生きもの」を語るアツい想いがTOBIさんの心に突き刺さり、「みんなそれぞれ1曲ずつ作ってみよう!」となったのでした。

そこから本格的に歌詞づくりに挑戦です。次のワークショップまでにそれぞれが好きな生きものをテーマにした歌詞づくりに挑戦しました。

好きな生きものでマインドマップを作ってみよう

はるき(当時小6)は「ワニ」のマインドマップ
遥(当時小4)は「スピノサウルス」のマインドマップ
しんご(当時小4)は「地球」のマインドマップ
TOBI先生によると、好きな生きものでマインドマップを作ることで、歌詞に使えるキーワードがでてくるのだそう。マインドマップを見るだけで、好きなものへの熱い想いが伝わってきますね。

みんなのマインドマップと好きな音楽の情報を得て、TOBI先生にどんなテンポのどんなメロディが良いかアドバイスをしていただきました。

まずは音楽の基本のきを教えてもらいました!

キングレコード(株)制作ディレクター渡辺さん
渡辺さんからは曲作りの基本であるビート、曲のジャンル(ポップス、ロック、ダンス、ジャズなど)、メロディについて、わかりやすく講義をしていただきました。

曲づくりは音楽制作アプリ「GarageBand」で!

MOVEラボ助手の信之介を囲んでみんな真剣な表情!
MOVEラボ研究員のメンバーである信之介(当時中1)が「GarageBand」の使い方をレクチャー。事前にイメージを鼻歌で準備してきた研究員たちは、曲構成に必要な要素を具体的に落とし込んでいきます。これがとても難しくて、みんな四苦八苦! 信之介は自身の曲はもちろん、苦戦するみんなの曲をカラオケデータにまで仕上げてくれました。
こうたろう(当時小3)は大好きな鳥をテーマに曲作り!
遥(当時小4)は「スピノサウルス」の魅力が詰まった曲を仕上げました!
自力で音源を作った4名はなんとキングレコードで本格的なレコーディングを体験! プロも使うレコーディングスタジオに入り、ドキドキワクワク。初めての経験に緊張しながらも、キングレコードのディレクター渡辺さんの的確な指示のもと、発声や滑舌を意識して見事歌い上げました。

「スベスベマンジュウガニ」をテーマにした関西弁ソング!

れおくん(当時小3)
海の生き物の図鑑を読んでいたときにスベスベマンジュウガニのことを知り、名前も面白いし、見た目もかわいいので大好きになりました。スベスベマンジュウガニは鳥取県のとっとり賀路かにっこ館に展示していることがわかり、実物を観に行ったら、ますます大好きになり、このカニのことをもっとみんなに知ってほしいと思いテーマに選びました。

スベスベマンジュウガニの魅力と危険なところをわかってほしいと思い、歌詞に込めました。スベスベマンジュウガニの危険と生態をリズム良く知ることができる歌にしました。一度口ずさんだら、頭に残る歌ですので、聞いてほしいです!

曲制作は初めてのことに最初は戸惑ってしまい、緊張してレコーディングの部屋に入れませんでした。でも、MOVEラボの仲間が励ましてくれてコーラスに入ってくれたりしたので、なんとか歌うことができました。TOBIさんとキングレコードの方々にも盛り上げていただき、どんどん歌うことが楽しくなりました!(れお)
講談社の動く図鑑MOVE「水の中の生きもの」P104より

「地球」の魅力が詰まった一曲! 

「地球」をテーマに歌ったしんごくん(当時小5)
僕は地球が大好きです! みんなにこの曲を聞いてもらって、地球のことを考える時間が増えたらうれしいです!

曲作りではリズムにあった歌詞を作るのが難しかったです。思わず口ずさみたくなるようなメロディーと歌詞に注目してもらえると嬉しいです。たくさん聞こう!(しんご)
講談社の動く図鑑MOVE「宇宙 新訂版」より

じつは「なまこ」がテーマ! なまこの習性を恋愛小説のように表現!

春花(当時高1)
大変だった事は、曲の表の意味にも裏の意味にもつながる言葉選びをして歌詞を書いたことです。あいまいな表現を使いながらも、聴いたとき、ある程度歌の意味を推測できるようにするというバランスが難しかったです。

歌詞のアイデアを出す段階で、連想ゲームのような形式でテーマをより細かく決めていくことをプロの方に教えていただきながら、より良いアイデアを出すことができました。(春花)
講談社の動く図鑑MOVE「水の中の生きもの」より

擬態するおもしろい昆虫「コノハムシ」がテーマ!

信之介(当時中1)は「ロビン・ヘモグロ」として自身のYouTubeチャンネルでも楽曲を発表しているよ。
ただ擬態するだけでないコノハムシの魅力を伝えたかったのでテーマに選びました。初めてのレコーディングだったのでマイクの前でしっかり声を出すことが難しかったです。
曲自体はキャッチーな曲に仕上がりました。語りの部分が面白いので是非注目して聴いてみてください!
それと、ほかのメンバーの曲にも携わって、みんなで1つの作品を作ることの楽しさを学びました。(信之介)
講談社の動く図鑑MOVE「はじめてのずかん こんちゅう」P32より

レ・ロマネスクTOBI先生からのメッセージも!

レ・ロマネスクTOBI
フランスで結成された音楽ユニット「レ・ロマネスク」のメインボーカル。09年、フランスの人気オーディション番組に出演した動画のYouTube再生回数がフランスで1位を記録し、「パリで最も有名な日本人」となる。著書著書『七面鳥 山、父、子、山』(リトルモア)、出演『お伝と伝じろう』(NHK Eテレ)、『仮面ライダーセイバー』(テレビ朝日)、NHKラジオ『ちきゅうラジオ』の日曜MCなど。
自由研究に関するアルバムを制作するにあたり、全国にいるMOVEラボ研究員に話を聞いてみませんか、曲作りの参考になるかもしれませんよと言われ、軽い気持ちでお受けしたのがきっかけです。

子どもたちが熱量を持って発する言葉の1つ1つがあまりに面白く、これこそ「メッセージソング」の原点だと感じました。伝えたいという想いがピーンと美しくまっすぐなことに深く感動し、この「今の思い」を、自身の言葉でまとめてオリジナルの歌を作りませんか?と提案しました。

キッズたちは、(おそらく生まれて初めての)詞の創作のため、魅力を伝える短い言葉を厳選し、自分の「得意」について見つめ直し、続いて、好きなメロディを作り、それにのせて歌うことで、本当に伝えたいことは何なのかを再確認していきました。楽曲はどんどんブラッシュアップされ、ほどなくしてアドバイザーという僕の存在を遥かに越え、キッズたちは立派なアーティストに成長、作品はキラキラと輝く神々しい宝物になりました。

偉大なるMOVEラボ研究員のみなさんへ。
あなたたちの作り上げた、唯一無二の「音楽」は、人の心を動かすパワーがあります。ほんとうです。
第1のファンより。

P.S.:元々曲作りに興味を持っていたしんのすけくんは、このプロジェクトのアレンジをきっかけに興味を深め、音楽制作の道へと一歩踏み出したようです。すごい!

レ・ロマネスクTOBI
「図鑑の歌を作ろう!」というMOVE編集部さんからのお声がけではじまった「図鑑の歌を作ろう」プロジェクト。コロナ禍でオンラインでの第1回ワークショップでは、知育ソングアルバムを制作していましたレ・ロマネスクTOBIさんとご一緒に、子どもたちがそれぞれ自分の興味あるものを自己紹介してくれたのですが、子どもたちの個性があまりに自由で豊かで面白く、「興味を持つ」ことの素晴らしさに改めて気づかされました。

ご家族のサポートがまた素敵で「個性を伸ばす」とはどういうことなのかを考えさせられた時間でした。子どもたちはレコーディングも初体験でしたが、歌う楽しさを感じさせてくれる生き生きとした歌声を披露してくれました。子どもたちが子どもたちの手で作詞・作曲・アレンジまで手掛けた楽曲は、大人の感性にはないストレートな感動があります。ぜひお聴きください。

キングレコード(株)制作ディレクター渡辺
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