バクアゲるぜ! 『ブンブンジャー』 カレーの呪いにかかったブンブンジャー? 味で勝負のブンブンとミラ、その出来映えは?【2024年9月29日放送】
スキマ時間で読む! 『爆上戦隊ブンブンジャー』ストーリーと見どころポイント【第31話】
2024.09.29
呪いをかけられたカレーに魅了されるサキトたち!
「こうなったら再建隊長ディスレースの機嫌をとって記憶を戻してもらおう」と大量の鯛焼きを用意するもこれは空振り、ディスレースは「時間を有効に使うべし」と言って転がっていた古時計にイグニッションキーを挿し、苦魔獣トケイグルマー・セカンズを誕生させた。
そのころ、焰 先斗(ホムラサキト)はブンドリオ・ブンデラス=ブンブンお手製カレー以外のカレーライスを食べてみようと、とあるカレー屋に入店していた。
出てきたカレーを口に運ぼうとしたその瞬間、サキトの皿が一瞬にして空になってしまったのだ。
呆然として店を出たサキトはビュン・ディーゼル=ビュンディーに「確かにカレーを食べたのだが、食べた気がしない」と、ありのままの心情を報告する。
一方、範道大也(ハンドウタイヤ)、鳴田射士郎(メイタイシロウ)、阿久瀬 錠(アクセジョウ)の3人は、志布戸未来(シフトミラ)がバイトをしているカレーショップにいた。
この店のマスター・江戸川レイカは2代目で、数年前に先代マスターである父の後を引き継いだというのだが、最近、近くに新しいカレー店ができてお客を奪われているのだとタイヤたちに打ち明ける。
「力を貸してほしい」とミラにも頼まれたタイヤは、これを承諾し、イシロウとジョウにライバル店の偵察へ向かわせたのだ。
すると、店の前には呆然としたサキトとビュンディーがいるではないか。
いつもと違うサキトの様子にイシロウとジョウは戸惑うものの、サキトとビュンディーを伴ってライバル店に入りカレーを食す……と、やはり一瞬にして皿が空になってしまったのだ。
実はこの店はハシリヤンに占拠されていたのだ。トケイグルマー・セカンドの時間早送り能力でカレーは瞬時にできあがり、さらにディスレースがカレー無しでは生きられぬようカレーに呪いをかけ、これを食べる客も早送りされていたのだった。
お客が店に滞在する時間はわずか数秒と、究極の回転率であったが、食べた気がしない客たちの叫び声がギャーソリンとなってトケイグルマー・セカンドに吸収されていたのである。
ライバル店に打ち勝つカレーを目指すブンブンとミラ!
そこで、ブンブンは正々堂々と味で勝負することを決意する。
かつてブンブンが地球にやってきてタイヤに助けられた後、初めて一緒に食べたのが地球のカレーだったのだ。
スパイスの組み合わせで無限の味ができるカレーは「一番作る喜びを味わわせてくれる料理だ」とブンブンは言う。
カレーは手間や時間をかけることでさらに美味しさは極まっていく。つまり自分たちが思っている以上に長く煮込むことで初代マスターの味が再現できるのではないかとブンブンとミラは確信した。
すると、店の裏側に止まったトラックからネジレッタたちがライバル店へと食材を運ぶ姿が。
ハシリヤンの暗躍を知ったタイヤがライバル店へ向かうと、店の前には行列に並ぶ人々の姿があった。そして、その中にはサキト、ビュンディー、イシロウ、ジョウらも並んでいるではないか。
「この店は危険だ」と伝えるタイヤに対し、すっかりハシリヤンのカレーに魅了されたサキトたちは店を守るのだとタイヤに対抗し始めたのだ。
騒ぎを察したサンシーターたちも現れ、ブンレッドに変身したタイヤにトケイグルマー・セカンドを差し向けた。
苦魔獣が放った時計針型の剣と、早送り攻撃にダメージを受けるブンレッドは、銃撃で対抗するも今度はスロー能力で光弾は速度を失い、トケイグルマーに軽々とかわされてしまう。
時を同じくして、振騎玄蕃(ブレキゲンバ)は単身ハシリヤンのアジトに潜入し打倒ディスレースを目論んでいた──。