7月11日 ザ☆ウルトラマン ヒカリとジョーニアスの出会いが明かされる!

今日は何の日? 「ウルトラ怪獣日和」 7月11日(1979年)

テレビマガジン編集部

『ウルトラQ』『ウルトラマン』の放送が開始され、ウルトラ怪獣が登場した1966年以来、半世紀以上にわたって脈々と続くウルトラマンシリーズ。作品ごとに子どもたちは、現実とフィクションとを一体に感じ、日々、ウルトラヒーローや怪獣たちに夢中になっていた。

あの日、あの時、胸躍らせて目撃したのは何だったのか? 今回取り上げるのは「7月11日」(1979年)。
ゴグランと戦うウルトラマンジョーニアス  ©円谷プロ
『ザ☆ウルトラマン』は、ウルトラマンシリーズ初のテレビアニメーション作品として1979年4月4日より放送が開始された。科学警備隊のヒカリ超一郎隊員は、ウルトラの星・U40からやってきたウルトラマンジョーニアスと一体化し、怪獣や宇宙人と戦う。アニメーション制作は日本サンライズ(現・サンライズ、バンダイナムコフィルムワークス)が担当し、著名なクリエーターが多数参加している。

怪獣と戦う際、肝心なときに姿を消していることをマルメ隊員に指摘されたヒカリ。自分の力を誇示したいと思うヒカリに対し、ジョーニアスはなぜヒカリを選んだのか、その想いを明かす。
「ウルトラ怪獣日和」、今日は何の日?

怪獣の卵が地球に飛来

1979年7月11日は『ザ☆ウルトラマン』第15話「君がウルトラマンだ」が放送された日です。これまでの戦いを経て、自分がウルトラマンジョーニアスであるという自覚が芽生えたヒカリは常に体を鍛え、健康を保つようにしていた。そんなある日、科学警備隊はこれまでのジョーニアスと怪獣の戦いの録画を視聴して振り返っていた。話題はジョーニアスが何者なのかという内容に。ピグはその正体が地球人ではないかと推測し、マルメ隊員もそれに同意する。しかし、ムツミ隊員はもっと身近な人物なのではないかと考えていた。

素晴らしい協力者であるジョーニアスに恥じない戦いをしようと、会議を締めるアキヤマキャップ。しかし、ヒカリはジョーニアスの正体を明かせないことを歯がゆく思っていた。さらに、マルメ隊員はいつも肝心なときになるとヒカリが姿をくらますことを指摘し、戦いにはヒカリがいなくても大丈夫だと心ない言葉をかける。その後、放射線による品種改良実験が行われている植物園で芋虫のような怪獣が出現。科学警備隊は現場に向かった。職員は、怪獣の出現に関係するかもしれないと、科学警備隊に植物の種らしい調査中の物体を見せる。ヒカリには、それに見覚えがあった。

以前ヒカリが宇宙ステーションEGG3(エッグスリー)で勤務していたころ、ヒカリたちは隕石群に襲われたことがあった。小さい隕石がEGG3の外壁を突き破り、ヒカリに直撃。気絶したヒカリはすぐに意識を回復させるも、彼は真空となったEGG3に取り残されてしまった。この種らしき物体が、そのときの隕石そっくりだったのだ。これは、植物ではなく怪獣の卵であり、品種改良実験の放射線を浴びたことで孵化してしまった。すると、姿を消していた芋虫の怪獣が街に出現。地球防衛軍や現場に駆けつけた科学警備隊の攻撃を物ともせず、金属を食べ続ける。
街に現れたゴグランの幼体  ©円谷プロ
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