7月10日 超コッヴ&超パズズ襲来! ウルトラマンガイアがXIGと対立する!?

今日は何の日? 「ウルトラ怪獣日和」 7月10日(1999年)

テレビマガジン編集部

『ウルトラQ』『ウルトラマン』の放送が開始され、ウルトラ怪獣が登場した1966年以来、半世紀以上にわたって脈々と続くウルトラマンシリーズ。作品ごとに子どもたちは、現実とフィクションとを一体に感じ、日々、ウルトラヒーローや怪獣たちに夢中になっていた。

あの日、あの時、胸躍らせて目撃したのは何だったのか? 今回取り上げるのは「7月10日」(1999年)。
超パズズ(左)、超コッヴ(右)と戦うウルトラマンガイア(中央右)とウルトラマンアグル  ©円谷プロ PHOTO/講談社
“平成ウルトラマンシリーズ”第3作の『ウルトラマンガイア』は、天才的な知能を持った人間たちの科学者ネットワーク「アルケミー・スターズ」の一員、高山我夢(がむ)が地球の大地の光を手にしてウルトラマンガイアに変身。海の光を手にした藤宮博也=ウルトラマンアグルとともに、地球を破滅に導く根源的破滅招来体と戦う物語だ。

根源的破滅招来体の母星が発見され、先制攻撃が行われることになる。しかし、我夢は怪獣たちが根源的破滅招来体とは直接は無関係な宇宙生物であることを推測。我夢は作戦の中止を求めるが……。
「ウルトラ怪獣日和」、今日は何の日?

根源的破滅招来体の母星への攻撃準備が始まる

1999年7月10日は『ウルトラマンガイア』第44話「宇宙怪獣大進撃」が放送された日です。以前から準備が進められていた、根源的破滅招来体への先制攻撃。アルケミー・スターズは、敵が出現するワームホールから、彼らが地球から44光年離れたM91という恒星系に生息することをつきとめる。特捜チームXIG(シグ)のジオ・ベースは、ワームホールを作り出す施設と恒星間ロケットを改造したワーム・ジャンプ・ミサイルを完成させる。ワームホールを通し、根源的破滅招来体の母星を先制攻撃する準備がついに整った。

アルケミー・スターズの議長であるダニエル・マクフィーは、まだ見ぬ宇宙の友人と出会うためにワームホールの研究をしていた。それを知っていた我夢は、これまでの研究を兵器に転用したことに疑問を持つ。また、彼は地球を守るためには有効な手段とはいえ、どんな敵であろうと無差別に絶滅させていいものなのかと悩んでいた。すると、チーム・クロウの稲城美穂リーダーが、「あまりにも単純で、今まで誰にも話せなかった」とずっと疑問に思っていたことを我夢に尋ねる。それは、宇宙怪獣はなぜ暴れるのかというものだった。地球怪獣が暴れるのには、住処を荒らされたなどの理由がある。しかし、宇宙からやってきた宇宙怪獣が暴れる理由が稲城リーダーにはわからないのだ。

それを聞いた我夢はハッとし、古代生物学者である浅野未来に相談にいく。そこで、宇宙怪獣は自分の住処から根源的破滅招来体によって無理やり地球に送られたことで、身を守るために暴れていたことが判明する。さらに、M91は宇宙怪獣が住んでいる、根源的破滅招来体とは直接は無関係の星だと推察された。怪獣そのものは、根源的破滅招来体ではなかったのだ。
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