あの日、あの時、胸躍らせて目撃したのは何だったのか? 今回取り上げるのは「3月11日」(2000年)。
さらに、『ティガ』の次回作である『ウルトラマンダイナ』の終盤で登場した人造ウルトラマン計画「F計画」が事件の発端となっており、『ティガ』と『ダイナ』をつなぐミッシングリンクとなる作品だ。
ティガが邪神 ガタノゾーアを倒した2年後、ガタノゾーアが出現した超古代遺跡ルルイエの調査に向かった特捜チームGUTS(ガッツ)のイルマ隊長。しかし、遺跡に眠っていた3体の闇の巨人が目覚めてしまう。
闇の巨人が復活し、ダイゴがティガダークに!
マサキは考えを改めたが、その研究データは地球平和連合TPCの職員に回収される。そして、ウルトラマンの力を人類の戦力として活用する「F計画」が極秘に進行するのだった。
一方、超古代遺跡ルルイエの調査に向かったイルマ隊長。胸騒ぎを感じ、調査の中止を訴えるが、強行されてしまう。遺跡内部では3体の巨人像が発見され、研究のために運び出されることになる。だが、巨人たちが復活。その闇の巨人たち、カミーラ、ダーラム、ヒュドラは作業員たちを殺戮する。
しかし、超古代人の地球星警備団団長ユザレの末裔であったイルマ隊長は、無意識にその力を使って遺跡に結界を張ることで、闇の巨人たちを封じ込める。
その頃、ティガとしての戦いを終え、レナとの結婚を控えていたGUTS隊員マドカ・ダイゴは謎の女の幻を見るようになっていた。そして、ある日、街に大量の超古代怨霊翼獣 シビトゾイガーが出現。ダイゴは、人間の姿をしたカミーラにブラックスパークレンスを渡され、ウルトラマンへと変身する。しかし、その姿は闇に染まっていた!
ティガダーク
その瞬間、ダイゴは目を覚ました。先ほど見ていたのは、カミーラがダイゴに見せていた幻だったのだ。カミーラたちは人間の姿で再びダイゴのもとに現れる。そして3000万年前にティガは闇の巨人であり仲間だったことをあかし、ブラックスパークレンスを手渡す。
意識不明となってしまったダイゴはユザレと出会い、カミーラたちを封じている結界は100年が経過するか、ダイゴがティガダークに変身すると解かれてしまうことを知る。
ダイゴは闇の巨人を倒し、イルマ隊長を救う決心をしてガッツウイング1号でルルイエに向かって飛び立った。そして、GUTSのメンバーたちもダイゴを追って戦艦・アートデッセイ号を発進させる。