あの日、あの時、胸躍らせて目撃したのは何だったのか? 今回取り上げるのは「6月30日」(1972年)。
ウルトラ兄弟からのウルトラサインを受け、ゴルゴダ星にやってきたA。しかし、それはヤプールの罠だった。エネルギーを奪われ、地球に戻ることができないAは、兄たちから残り少ないエネルギーを分け与えられ、地球に帰還。超獣・バラバと激突するが……。
ウルトラ兄弟が罠にはまる!
駆けつけた警官に、弟は「お兄ちゃんは超獣に殺された」と訴えるが、ほかに目撃者もいないため、警官たちはそれを信じず事故だと考えたのだった。北斗と夕子も現場に到着するが、「警察の管轄だ」と言われ追い返されてしまう。その後、北斗たちがはめている、ウルトラマンAに変身するためのアイテム・ウルトラリングが光り、空にウルトラサインが浮かぶ。それは、「ゴルゴダの星にあつまれ」という、ウルトラ兄弟からのメッセージだった。
北斗たちはAに変身。この宇宙の裏側「マイナス宇宙」にある、ゴルゴダ星に向かった。ゴルゴダ星に集結するゾフィー、ウルトラマン、ウルトラセブン、ウルトラマンジャック。しかし、みな誰かからのウルトラサインを受けゴルゴダ星に集まっており、兄弟の中に招集をかけた人物がいないことが発覚する。
すると、Aたちは5つの十字架を発見。そこにはなんと、ウルトラ兄弟たちの名前が刻まれていた。一方、Aのいない地球では、放射能の雨とともにバラバが出現。すべては、ヤプールの罠だったのだ。