1月15日 ウルトラマンネクサス 姫矢が孤門に自らの過去と苦悩を打ち明ける

今日は何の日? 「ウルトラ怪獣日和」 1月15日(2005年)

テレビマガジン編集部

『ウルトラQ』『ウルトラマン』の放送が開始され、ウルトラ怪獣が登場した1966年以来、半世紀以上にわたって脈々と続くウルトラマンシリーズ。作品ごとに子どもたちは、現実とフィクションとを一体に感じ、日々、ウルトラヒーローや怪獣たちに夢中になっていた。

あの日、あの時、胸躍らせて目撃したのは何だったのか? 今回取り上げるのは「1月15日」(2005年)。
ダークメフィスト(手前)と戦うウルトラマンネクサス ジュネッス  ©円谷プロ PHOTO/講談社
2004年10月2日から放送が開始された『ウルトラマンネクサス』では、スペースビーストを撃退するナイトレイダーに所属する孤門一輝(こもん かずき)を中心に据えつつ、ウルトラマンに変身するデュナミスト(適能者)が複数登場。ウルトラマンの力が代替わりし、受け継がれていく構成となっている。トラウマ級のハードなストーリー展開も特徴だ。

孤門の恋人の斎田リコは、孤門と出会ったその夜に殺され、操られていた。悲しみに暮れる孤門は、スペースビーストへの憎しみの心で戦うよう、西条 凪副隊長に言われる。しかし、その後出現したスペースビーストのノスフェルは、少女を生きたまま体内に吸収。それを知らない孤門は、クロムチェスターが新フォーメーションで合致したメガキャノンチェスターでノスフェルを撃破した。少女は一命を取り留めるものの、重傷を負ってしまう。
「ウルトラ怪獣日和」、今日は何の日?

姫矢が胸の内を孤門に明かす

2005年1月15日は『ウルトラマンネクサス』第15話「悪夢 -ナイトメア-」が放送された日です。事情を知らなかったとはいえ、無関係の少女に大怪我をさせてしまった孤門。深い自責の念に駆られる孤門のもとに、姫矢が現れる。

ふたりが腰を据えてじっくり話をするのは、今回が初めてだった。自分に関わった人間は、みんな犠牲になると呟く孤門。そして、「大切な人を失った」という自分と姫矢の共通点を挙げつつ、「自分はあなたのように強い人間ではない」と言う。

それを聞いた姫矢は、取材中の紛争地域で、自分を慕う少女・セラが砲撃に巻き込まれ、死んでしまった過去と苦悩を、はじめて自分の口から語る。そして、死んだはずのセラの姿に導かれてウルトラマンネクサスの光を手にしたと言う姫矢は、「過去は変えられないが、未来なら変えることができるかもしれない」と孤門に伝える。しかし、孤門は「未来を変えたって、リコは戻ってこない」と言い、姫矢のもとから去ってしまうのだった。
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