あの日、あの時、胸躍らせて目撃したのは何だったのか? 今回取り上げるのは「1月15日」(2005年)。
孤門の恋人の斎田リコは、孤門と出会ったその夜に殺され、操られていた。悲しみに暮れる孤門は、スペースビーストへの憎しみの心で戦うよう、西条 凪副隊長に言われる。しかし、その後出現したスペースビーストのノスフェルは、少女を生きたまま体内に吸収。それを知らない孤門は、クロムチェスターが新フォーメーションで合致したメガキャノンチェスターでノスフェルを撃破した。少女は一命を取り留めるものの、重傷を負ってしまう。
姫矢が胸の内を孤門に明かす
ふたりが腰を据えてじっくり話をするのは、今回が初めてだった。自分に関わった人間は、みんな犠牲になると呟く孤門。そして、「大切な人を失った」という自分と姫矢の共通点を挙げつつ、「自分はあなたのように強い人間ではない」と言う。
それを聞いた姫矢は、取材中の紛争地域で、自分を慕う少女・セラが砲撃に巻き込まれ、死んでしまった過去と苦悩を、はじめて自分の口から語る。そして、死んだはずのセラの姿に導かれてウルトラマンネクサスの光を手にしたと言う姫矢は、「過去は変えられないが、未来なら変えることができるかもしれない」と孤門に伝える。しかし、孤門は「未来を変えたって、リコは戻ってこない」と言い、姫矢のもとから去ってしまうのだった。