12月21日 最終決戦! ULTRASEVEN Xの正体と謎が明らかに!

今日は何の日? 「ウルトラ怪獣日和」 12月21日(2007年)

テレビマガジン編集部

ふたつの世界が救われる

意識が現実に戻ったジンだったが、ULTRASEVEN Xはメカ・グラキエスに敗北してしまう。一方、ケイとエスは管理施設の最深部にたどりつく。そこには、無数のディスプレイがあり世界中の様子が監視されていた。すると、突如DEUS司令の声が響き、最後のミッションとしてここで死ぬよう、ケイとエスに命じてきた。DEUS司令は実在する人物ではなく、侵略者がエージェントに命令を伝えるためのコンピューターだったのだ。爆弾を仕掛けようとするケイたちを敵は攻撃。ふたりは咄嗟に身を隠すも、爆弾を置いてきてしまう。

そのころ、変身が解除され瀕死の状態に陥ったジンに対し、エレアはジンが記憶喪失になった過程を明かした。3ヵ月前、ジンとエレアはAQUA PROJECTの施設に乗り込もうとするもエージェントから攻撃を受け、橋から湖に落下した。しかし、エレアのジンへの想いが届き、ふたりの前に赤い球体が現れる。

球体は、ジンたちの世界とは別の並行世界を守っている存在で、ジンたちの世界の侵略者が自分の世界に侵攻しようとしていることを察知していたらしい。そして、ふたつの世界を救うため、ジンの体を借りたいと申し出てきた。こうしてジンと赤い球体は一体化したが、その代償としてジンは記憶を失い、球体の意思は封印されてしまっていたのだ。
グラキエスを殲滅するULTRASEVEN X  ©円谷プロ
すると、ジンの体が赤い光に包まれ、目を覚ます。その意思はジンではなく、封印されていた球体のものだった。ジンは立ち上がり、再びULTRASEVEN Xに変身。先ほどとは比べものにならないほどのパワーを発揮し、メカ・グラキエスを撃破する。そして、地下に潜ると、潜伏していた大量の侵略者=グラキエスを殲滅した。一方、ケイとエスはその身を捨てて爆弾の起爆スイッチを押すも、ギリギリのところでULTRASEVEN Xに救出されたのだった。

こうして、世界を支配する侵略者は倒された。AQUA PROJECTの施設のある湖でジンと融合していた赤い球体はジンと分離。ジンは赤い球体を本来の名前である「ウルトラセブン」と呼び、見送ったのだった。そして、並行世界の同じ場所では、ひとりの女性が湖を見つめていた。その女性は、かつてウルトラセブンとともに戦ったアンヌだった。すると、ジンの居た並行世界からモロボシ・ダンが帰還。ジンの世界を救ったダンも、無事に自分を待つアンヌのもとに帰ってきたのだった。

巨大機械生命体 メカ・グラキエス

蜘蛛に似た侵略宇宙人・グラキエスが戦うためのメカだ  ©円谷プロ
【ウルトラ怪獣事典】
巨大機械生命体 メカ・グラキエス

身長/89メートル
体重/9万トン

グラキエスが戦闘に使用するメカで、3体が出現した。糸を吐きULTRASEVEN Xを拘束。連携攻撃で追い詰めるが、本来の力を取り戻したULTRASEVEN Xには圧倒され、歯が立たなかった。

登場エピソード:『ULTRASEVEN X』第12話「NEW WORLD」(2007年12月21日放送)
脚本:小林雄次/監督:八木毅

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12月21日はウルトラセブンがふたつの世界を救った日

12月21日は、ジンと一体化していたウルトラセブンの意思が復活。ふたつの世界を狙うグラキエスを撃破したエピソードの日。邪悪な侵略者は倒され、ジンとエレアは無事にケイたちと再会。ジンの世界に旅立っていたダンも、アンヌと再会することができたのでした。
※この記事は『ULTRAMAN ウルトラマン&怪獣手帳 2023』をもとに構成しています。
©円谷プロ

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テレビマガジン編集部

日本初の児童向けテレビ情報誌。1971年11月創刊で、仮面ライダーとともに誕生しました。 記事情報と付録の詳細は、YouTubeの『テレビマガジン 公式動画チャンネル』で配信中。講談社発行の幼年・児童・少年・少女向け雑誌の中では、『なかよし』『たのしい幼稚園』『週刊少年マガジン』『別冊フレンド』に次いで歴史が長い雑誌です。 【SNS】 X(旧Twitter):@tele_maga  Instagram:@tele_maga

日本初の児童向けテレビ情報誌。1971年11月創刊で、仮面ライダーとともに誕生しました。 記事情報と付録の詳細は、YouTubeの『テレビマガジン 公式動画チャンネル』で配信中。講談社発行の幼年・児童・少年・少女向け雑誌の中では、『なかよし』『たのしい幼稚園』『週刊少年マガジン』『別冊フレンド』に次いで歴史が長い雑誌です。 【SNS】 X(旧Twitter):@tele_maga  Instagram:@tele_maga