12月21日 最終決戦! ULTRASEVEN Xの正体と謎が明らかに!

今日は何の日? 「ウルトラ怪獣日和」 12月21日(2007年)

テレビマガジン編集部

『ウルトラQ』『ウルトラマン』の放送が開始され、ウルトラ怪獣が登場した1966年以来、半世紀以上にわたって脈々と続くウルトラマンシリーズ。作品ごとに子どもたちは、現実とフィクションとを一体に感じ、日々、ウルトラヒーローや怪獣たちに夢中になっていた。

あの日、あの時、胸躍らせて目撃したのは何だったのか? 今回取り上げるのは「12月21日」(2007年)。
メカ・グラキエスに拘束されるULTRASEVEN X  ©円谷プロ
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『ULTRASEVEN X』は、『ウルトラセブン』40周年記念作品として2007年10月5日から放送が開始された。大人をターゲットに、深夜帯に放送された作品で、『ウルトラQ dark fantasy』など、過去にも深夜帯に放送された作品はあったものの、ウルトラヒーローが登場する作品としては、本作が初である。

この世界はすでに侵略され、何者かに監視、管理されていた。そしてその何者かは並行世界へのゲートを使って更なる侵略の手を伸ばそうとしている。記憶を失いながらもULTRASEVEN Xに変身してエイリアンとの戦いを続ける中、自分たちが所属している防衛チーム・DEUS(デウス)も侵略者の管理下に置かれていることを知ったジンは、同じDEUSのエージェントであるケイとエス、そして記憶を失う前のジンと恋人であったエレアとともに地球を救うための行動を開始する。
「ウルトラ怪獣日和」、今日は何の日?

ジンたちが最後の戦いに挑む

2007年12月21日は『ULTRASEVEN X』第12話「NEW WORLD」が放送された日です。エレアは、記憶喪失になる前のジンの恋人だった。原子力に代わる新たなエネルギーを生み出すための「AQUA PROJECT」。この計画が、研究段階で偶然にも並行世界へのゲートを出現させてしまった。

ジンとエレア、そして彼らの話を聞きDEUSを裏切ったケイとエスは、侵略者の野望を打ち砕くため、AQUA PROJECTの施設と、世界中の情報を制御する管理施設を同時に爆破する作戦を立てる。真実を知らないDEUSのエージェントたちからの攻撃を受けつつ、二手に分かれそれぞれの目的地に向かうジンたち。ケイとエスは隠されていた敵の管理施設を発見。迎撃を受けつつも、中心部に向かって進む。

一方、ジンとエレアの前には3体の蜘蛛型の怪獣であるメカ・グラキエスが出現。ジンはULTRASEVEN Xに変身して敵に挑むも、苦戦してしまう。そして、攻撃を受けたジンは、気がつくと人間の姿で謎の洋館の庭にいた。そこには3人の男女がおり、ジンに話しかけてくる。それは、敵がジンに見せたイメージだった。

彼らは人類が欲する「情報」を与えているだけだと言い、自分たちの侵略行為を肯定する。そして、「自分たちが、もうひとつの世界にも存在するのは必然」と言って、並行世界をも侵略することを明言した。さらに、彼らはジンのことを、「ウルトラセブン」と呼ぶ。
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