2月26日 ウルトラマンネクサス ゴルゴレムを倒した姫矢をTLTが拉致

今日は何の日? 「ウルトラ怪獣日和」 2月26日(2005年)

テレビマガジン編集部

『ウルトラQ』『ウルトラマン』の放送が開始され、ウルトラ怪獣が登場した1966年以来、半世紀以上にわたって脈々と続くウルトラマンシリーズ。作品ごとに子どもたちは、現実とフィクションとを一体に感じ、日々、ウルトラヒーローや怪獣たちに夢中になっていた。

あの日、あの時、胸躍らせて目撃したのは何だったのか? 今回取り上げるのは「2月26日」(2005年)。
ゴルゴレムと戦うウルトラマンネクサス ジュネッス  ©円谷プロ PHOTO/講談社
2004年10月2日から放送が開始された『ウルトラマンネクサス』では、スペースビーストを撃退するナイトレイダーに所属する孤門一輝(こもん かずき)を中心に据えつつ、ウルトラマンに変身するデュナミスト(適能者)が複数登場。ウルトラマンの力が代替わりし、受け継がれていく構成となっている。トラウマ級のハードなストーリー展開も特徴だ。

ナイトレイダーの援護を受け、ついにゴルゴレムを倒したネクサス。しかし姫矢は、ウルトラマンの力を調べようとする地球解放機構・TLT(ティルト)に拉致されてしまう。
「ウルトラ怪獣日和」、今日は何の日?

ネクサスがゴルゴレムを撃破する

2005年2月26日は『ウルトラマンネクサス』第21話「受難 -サクリファイス-」が放送された日です。新型機・クロムチェスターδ(デルタ)が投入され、ナイトレイダーはネクサスとともにゴルゴレムと戦っていた。しかし、ネクサスはこれまでの戦いでのダメージにより体力が大きく消耗しており、倒れてしまう。さらに、ネクサスの展開した不連続時空間メタフィールドの維持能力が弱まり、ゴルゴレムが外に出ようとしはじめる。

ナイトレイダーは、ネクサスを援護しゴルゴレムを攻撃。ネクサスは、残る力を振り絞り、オーバーレイ・シュトロームでついにゴルゴレムを撃破したのだった。戦いを終え、帰還する孤門たち。一方、元の世界に戻ってきた姫矢は、立っていることもままならず、倒れてしまう。そこに、防護服を着た集団が現れる。姫矢は、その集団に拉致されてしまった。

一方、カメラマンの保呂草が撮影した、温泉街でのゴルゴレムとナイトレイダーの戦いの写真は、姫矢の知人のジャーナリストである根来甚蔵の手に渡っていた。根来は、スポーツ新聞社で記事にしてもらおうと、その写真を編集者に託す。

しかし翌日、他社の新聞が一斉に、「カッパが現れた」、「首長竜の死骸漂着」といった、インチキ記事を一面に載せていた。TLTが手を回し、インチキ記事を掲載させることで根来の告発を埋もれさせたのだ。根来は、社会の秩序を守るため、人々からスペースビースト事件の記憶を消す、メモリーポリスに追われてしまう。
次のページへ 姫矢が実験台にされてしまう
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