2月25日 帰ってきたウルトラマン 郷がズール星人の罠にはまる!

今日は何の日? 「ウルトラ怪獣日和」 2月25日(1972年)

テレビマガジン編集部

『ウルトラQ』『ウルトラマン』の放送が開始され、ウルトラ怪獣が登場した1966年以来、半世紀以上にわたって脈々と続くウルトラマンシリーズ。作品ごとに子どもたちは、現実とフィクションとを一体に感じ、日々、ウルトラヒーローや怪獣たちに夢中になっていた。

あの日、あの時、胸躍らせて目撃したのは何だったのか? 今回取り上げるのは「2月25日」(1972年)。
レッドキラーと戦うウルトラマンジャック  ©円谷プロ
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1971年4月2日より放送が開始された『帰ってきたウルトラマン』の主人公は郷 秀樹。カーレーサーを目指していた郷は、怪獣タッコングの襲撃の際に子どもを守って命を落とすもウルトラマンジャック(劇中での呼称は「ウルトラマン」)と一体化し、復活。怪獣攻撃隊MAT(マット)に入隊し、怪獣から地球を守るために戦うことを決意する。

マットビハイクルを走らせていた郷は、徹少年を轢いた濡れ衣を着せられてしまう。それは、ズール星人の罠だった。郷が任務を離れていることを利用し、ズール星人はレッドキラーを出現させる。
「ウルトラ怪獣日和」、今日は何の日?

郷が交通事故の濡れ衣を着せられる

1972年2月25日は『帰ってきたウルトラマン』第46話「この一撃に怒りをこめて」が放送された日です。街に紙芝居屋がやってきた。次郎をはじめとした多くの子どもたちが集まり、老人の軽快な語り口とともに紙芝居を楽しむ。その内容は、怪獣・レッドキラーとMATが戦うストーリーで、ウルトラマンジャックは登場しない。

紙芝居が終わり、解散する子どもたち。しかし、ひとりの少年が帰らずに残っていた。その徹少年は、両親の帰りが遅い「鍵っ子」で、家に帰っても誰もおらず、寂しい思いをしていた。紙芝居屋の老人は、「MATを見にいこう」と言って、徹を連れ出す。老人によると、このあとパトロールのマットビハイクルが、この道を通るらしい。しかし、徹が高架下を覗いたところ、何者かに突き落とされてしまう。

突然、子どもが落ちてきた。マットビハイクルを運転していた郷は急停車して徹に駆け寄るが、徹は落下による怪我で意識を失っていた。事故が起こったことで、人々が集まってくる。そこに、紙芝居屋の老人も降りてきた。そして老人は、郷が徹をはねたと証言するのだった。

郷には徹をはねた感触はなく、接触を否定する。しかし、目撃者がいることから、郷は一時的に任務を離れることになってしまった。
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