3月13日 ウルトラQ エネルギーを吸って膨らむ怪獣バルンガが出現!

今日は何の日? 「ウルトラ怪獣日和」 3月13日(1966年)

テレビマガジン編集部

『ウルトラQ』『ウルトラマン』の放送が開始され、ウルトラ怪獣が登場した1966年以来、半世紀以上にわたって脈々と続くウルトラマンシリーズ。作品ごとに子どもたちは、現実とフィクションとを一体に感じ、日々、ウルトラヒーローや怪獣たちに夢中になっていた。

あの日、あの時、胸躍らせて目撃したのは何だったのか? 今回取り上げるのは「3月13日」(1966年)。
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巨大化していくバルンガ  ©円谷プロ
『ウルトラQ』は、ウルトラマンシリーズ第1作目となる全28話のテレビシリーズ。巨大ヒーローが登場せず、毎日新報カメラマンの江戸川由利子、星川航空パイロットの万城目 淳、淳の助手の戸川一平たちが怪奇な事件に遭遇する模様を描く。本作に登場した怪獣たちは以降の作品にも登場をはたし、過去にウルトラマンからウルトラマン80が地球にきていたという設定の『ウルトラマンメビウス』(2006年~2007年放送)でも、本作の内容が反映されている。

土星ロケットのサタン1号が、風船のような宇宙生物・バルンガを連れてきてしまった。バルンガは、エネルギーを吸収し巨大化していく。
「ウルトラ怪獣日和」、今日は何の日?

車や飛行機の燃料が消える

1966年3月13日は『ウルトラQ』第11話「バルンガ」が放送された日です。土星ロケットのサタン1号が、任務を終え帰還しようとしていた。宇宙飛行士の青年は着陸のため、ロケットの逆噴射スイッチを入れるが、噴射が急に止まってしまう。サタン1号には、なぜか燃料がもう残っていなかった。逆噴射ができなくなったサタン1号は、そのまま海に墜落してしまったのだった。

1週間後、万城目と由利子は用事を終えセスナ機で戻る際、サタン1号の墜落現場を通過する。そこで、ふたりは風船を持つ男性を見つけた。事故現場の確認を終え、戻ろうとする万城目たちであったが、セスナの燃料が残り少ないことに気づく。なんとか無事に着陸し、燃料の補給をした一平を問い詰める万城目。すると、一平はラジエーターの隙間に、謎の物体が浮いているのを発見する。

その物体は生きているようで、万城目たちはひとまず箱に入れて車で運ぶ、しかし、信号待ちから発進しようとすると、突如車が動かなくなった。なんと、今度は車の燃料がなくなっていたのだ。

さらに、謎の生物は車の中でどんどん大きくなっていき、ついに自身の浮力で車を浮かせてしまう。そして、空中で車のルーフを突き破ったことで、その破片が落下。由利子を守ろうとして、一平が大怪我を負ってしまう。
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