ここがすごいぞ! 『キングオージャー』 『もっふんといっしょ』に隠された秘密

スキマ時間で読む! 『王様戦隊キングオージャー』ストーリーと見どころポイント【第14話】

テレビマガジン編集部

ゴッドタランチュラが登場した第13話に引き続く第14話を、TELEMAGA.netが独自の視点で注目した「見どころ」と、本作ならではの「要チェックポイント」を紹介、本エピソードの魅力をあらためてピックアップ!

スパイダークモノスに迫るカマキリオージャー!

ヒメノ=カマキリオージャーは、ジェラミー=スパイダークモノスに父母が殺された「神の怒り」への関与を問い詰める  ©テレビ朝日・東映AG・東映 PHOTO/講談社
一度はギラたちに心を許したかに見えたジェラミー・ブラシエリ=スパイダークモノスでしたが、変わらず戦いをやめない人間とバグナラクに怒り、未知の守護神・ゴッドタランチュラを降臨させました。

三大守護神をも味方につけたジェラミーは、5国王の剣、オージャカリバーを奪い、ひょんなことから助けることとなったゲロウジームを伴って、チキューの王となる決意をしたのです。

これには王たちもだまってはいられません。

まずはゴッドカマキリを操るイシャバーナのヒメノ・ランが、ジェラミーが乗るゴッドタランチュラを制止し、イシャバーナの街へと落下させます。

地面に叩きつけられたゴッドタランチュラと三大守護神たち。その衝撃で5本のオージャカリバーが転がり出たところ、ヒメノは自分の剣をすかさず拾いあげました。

ヒメノはゴッドタランチュラとともに現れたセミのシュゴッドが、15年前に起きた「神の怒り」と呼ばれる災害時に大量出現していたことから、「神の怒り」の黒幕はセミのシュゴッドを操る男であり、その男がジェラミーではないかと疑っているのです。

しかし、ジェラミーはその答えをはぐらかし、怒ったヒメノはカマキリオージャーに王鎧武装、ジェラミーもスパイダークモノスに王鎧武装して戦い始めたのです。

戦闘を繰り広げつつ、スパイダークモノスを問い詰めるカマキリオージャーは、ついにスパイダークモノスを追い詰めます。

カマキリオージャーの剣の切っ先が変身解除したジェラミーに突きつけられ、まさにカマキリオージャーが斬りつけようと剣を振り上げたところ、執事のセバスチャンがこれを止めました。

するとセバスチャンがもうひとり現れ、同じくカマキリオージャーを制し、腕に飛びついた瞬間、その姿はゲロウジームに変わりました。

さすがのジェラミー、この隙を見逃さず、ヴェノミックスシューターから煙幕を放出。ふたりともカマキリオージャーの前から姿をくらましたのです。

セバスチャンがヒメノを止めたのは、ジェラミーの真実を悟っていたのかもしれませんが……、その真実とは?

『もっふんといっしょ』に隠された秘密とは…?

ジェラミーは、イシャバーナの国民的アニメ『もっふんといっしょ』に関する情報をリタに提示した  ©テレビ朝日・東映AG・東映
ジェラミーから取り返したオージャカリバーをギラ、ヤンマ・ガスト、カグラギ・ディボウスキ、リタ・カニスカたちに手渡したヒメノは、ジェラミーが「神の怒り」を起こした犯人であると断じ、ゴッドスコーピオンと、これに同行しているジェラミーの所在をつきとめるためギラを連れて戻ります。

ところがそのジェラミーは、ゴッカンにいたのです!

帰国したリタは、早速ジェラミーの裁判を開始しました。

過去の資料を調査した側近、モルフォーニャによれば、15年前の「神の怒り」の災害時、ジェラミー=蜘蛛仮面は田舎の洞窟で発見され、腐らない死体として展示されていた事実があったとのこと。2000年生きていたジェラミーにとっては1年の眠りは昼寝のようなもの、つまり「神の怒り」当時は寝ていたことが明らかになったのでした。

さらにセミのシュゴッドは「神の怒り」の象徴であり、この災害でヒメノの両親が亡くなったことを、リタから知らされたジェラミーは、ヒメノに対しぞんざいな態度をとったことを後悔し、ヒメノとの和解をリタに申し出ます。

しかし気高きヒメノをなだめるのは容易なことではありません。

そこでジェラミーが和解の引き換えとして出した情報というのが、イシャバーナの国民的アニメで、リタが大ファンの『もっふんといっしょ』だったのです。

アニメ『もっふんといっしょ』が作られた理由……それは、幼くして両親を失い女王となったヒメノを少しでも支えるためだったのです。『もっふんといっしょ』には、傷心のヒメノを想った国民たちの願いが込められていました。

これを聞いたリタは、傷つき、重責を抱えていた幼少時に「もっふん」に慰められたことを思い起こし、リタが無罪だというジェラミーを許したようでした。
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