スーパー戦隊シリーズ第8弾として、今なお高い人気を誇る『超電子バイオマン』をもう一度チェックするチャンス!
『超電子バイオマン』の魅力はこれだ!
500年前、高度な文明を誇りながらバイオ粒子を巡っての戦いで滅んでしまったバイオ星から、同じ悲劇を繰り返させないためにと地球にバイオロボとサポートロボのピーボが送り込まれます。
そのときにバイオロボから発せられたバイオ粒子を浴びた者の子孫である現代の5人の若者が、メカ人間による地球支配を企む新帝国ギアの出現を機に、ピーボによって基地バイオベースに集められます。
バイオ粒子による強靱な体と優れた能力を持つ彼らは、バイオ星の超科学で作られた装備やメカを操り、バイオマンとして新帝国ギアと戦うのです。
魅力その2は、充実した敵キャラクターです。
新帝国ギアを作ったドクターマンは自身の体を改造した天才科学者で、幹部ビッグスリーと戦闘用メカ獣士ジューノイドたちを使い、バイオマンに挑みます。
巨大ロボであるメカジャイガンやネオメカジャイガンも毎回、ユニークなデザインで登場、バイオロボとの激闘も見どころのひとつでした。
さらにドクターマンが生き別れた息子をモデルとしたメカ人間プリンスも魅力的なキャラでした。
しかしなんといっても人気だったのが第37話から登場した、かつてバイオ星で反バイオ同盟に作られたバイオハンター シルバです。
バイオ粒子を持つ者たちを「バイオ粒子反応あり! 破壊!」の名セリフとともに抹殺する殺人ロボで、巨大ロボ・バルジオンとともにバイオマンのライバルとして大活躍を見せてくれました。
こうした魅力的な敵キャラクターの多くをデザインしていたのが、メカデザイナーとしてはもちろん、今や『宇宙戦艦ヤマト2199』の総監督などでも知られる出渕 裕でした。
『科学戦隊ダイナマン』『電撃戦隊チェンジマン』『超新星フラッシュマン』などでもその優れたデザインを楽しむことができます。
敵・味方入り乱れて展開される波乱万丈のストーリー!
主人公・郷 史郎の父は死んだと思われていましたが、実はドクターマンの元親友として自らをメカ人間に改造して、新帝国ギアと戦っていました。
ドクターマンの実の息子である蔭山秀一は、自分をモデルにしたプリンスに化けて新帝国ギアに潜入、父を説得しようと試みます。
新帝国ギア側でもビッグスリーやジューノイドの間でくりひろげられる信頼関係や恋模様、仲たがい、内紛など、人間以上に人間的な(そのためにドクターマンに再改造されたりもするのですが)ドラマも魅力的でした。
そして第三勢力であるバイオハンター シルバと新帝国ギアの間では、バルジオンをめぐっての争奪戦が繰り広げられます。
メイン脚本は、スーパー戦隊シリーズで9作品のメイン脚本を担当している曽田博久で、まさにその持ち味が発揮された作品となりました。
こうしたさまざまな魅力が最終回までドラマを盛り上げ、見ごたえある作品として今も愛されているのです。
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テレビマガジン編集部
日本初の児童向けテレビ情報誌。1971年11月創刊で、仮面ライダーとともに誕生しました。 記事情報と付録の詳細は、YouTubeの『テレビマガジン 公式動画チャンネル』で配信中。講談社発行の幼年・児童・少年・少女向け雑誌の中では、『なかよし』『たのしい幼稚園』『週刊少年マガジン』『別冊フレンド』に次いで歴史が長い雑誌です。 【SNS】 X(旧Twitter):@tele_maga Instagram:@tele_maga
日本初の児童向けテレビ情報誌。1971年11月創刊で、仮面ライダーとともに誕生しました。 記事情報と付録の詳細は、YouTubeの『テレビマガジン 公式動画チャンネル』で配信中。講談社発行の幼年・児童・少年・少女向け雑誌の中では、『なかよし』『たのしい幼稚園』『週刊少年マガジン』『別冊フレンド』に次いで歴史が長い雑誌です。 【SNS】 X(旧Twitter):@tele_maga Instagram:@tele_maga