7月17日 ウルトラマンガイア ブリッツブロッツと戦う仲間は地球怪獣?

今日は何の日? 「ウルトラ怪獣日和」7月17日(1999年)

テレビマガジン編集部

円盤形態から変形したナースと戦うウルトラセブン
あらゆる光線を吸収するブリッツブロッツと戦うウルトラマンガイア スプリーム・ヴァージョン  ©円谷プロ PHOTO/講談社
『ウルトラQ』『ウルトラマン』の放送が開始され、ウルトラ怪獣が登場した1966年以来、半世紀以上にわたって脈々と続くウルトラマンシリーズ。作品ごとに子どもたちは、現実とフィクションとを一体に感じ、日々、ウルトラヒーローや怪獣たちに夢中になっていた。

あの日、あの時、胸躍らせて目撃したのは何だったのか? 今回取り上げるのは「7月17日」(1999年)。

ワームホールからブリッツブロッツが襲来!

“平成ウルトラマンシリーズ”第3作の『ウルトラマンガイア』は、天才的な知能を持った人間たちの科学者ネットワーク「アルケミー・スターズ」の一員、高山我夢(がむ)が地球の大地の光を手にしてウルトラマンガイアに変身。海の光を手にした藤宮博也=ウルトラマンアグルとともに、地球を破滅に導く根源的破滅招来体と戦う物語だ。

根源的破滅将来体の尖兵・ブリッツブロッツがワームホールを通じて地球に襲来。ブリッツブロッツは明らかに知性と情報を持っており、対根源的破滅地球防衛連合G.U.A.R.D.(ガード)の施設を破壊する。すると、以前にも出現した怪獣・ティグリスの別個体が現れブリッツブロッツに攻撃をはじめた。
1999年7月17日は『ウルトラマンガイア』第45話「命すむ星」が放送された日です。何度か地球に現れた宇宙怪獣は、根源的破滅招来体により無理矢理地球に連れてこられていたことが判明。怪獣たちは、自分の生存権を守るために本能的に暴れているだけであると考えた我夢は、せめて地球に住む怪獣たちとだけでも、戦う以外の方法がないかと考えていた。

一方、風水師の黒田 恵は、G.U.A.R.D.の柊 博之准将と出会う。黒田は以前、ミズノエノリュウと心を通わせたことがある人物で、一方柊准将は怪獣によって仲間を失った過去から、眠っているティグリスに先制攻撃を仕掛けた人物だった(第38話「大地裂く牙」)。対立する考えを持つ黒田に、柊准将は「自分は大切なものを守るために戦っている」のだと語る。

その後、突如ワームホールが開き地球外から謎の怪獣が出現し、特捜チームXIGの戦闘機部隊、チーム・ライトニングが迎撃に向かう。そこに、藤宮博也が変身したウルトラマンアグルも登場。その怪獣・ブリッツブロッツはG.U.A.R.D.国際フォーラムの目の前に降り立ち、戦闘が開始される。しかし、ブリッツブロッツは胸部の装甲を展開して結晶体のような部位を露出させると、そこでアグルの発射した光線を吸収。そのエネルギーで光線を打ち出した。さらにブリッツブロッツはアグルのエネルギーを奪い、戦闘不能に追い込むとG.U.A.R.D.国際フォーラムを破壊。飛び去っていった。

G.U.A.R.D.国際フォーラムは、表向きは会議場だが、地下にはG.U.A.R.D.の新兵器の研究施設が隠されていた。ブリッツブロッツはそれを知っており、目的は施設の破壊だったのだ。そして、再びG.U.A.R.D.の施設を狙ってくることが推測される。そして、その予測どおりブリッツブロッツは高エネルギー弾頭の分解作業中のジオ・サテライトNo.3に現れた。
怪獣にだって守りたいものがある!

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