井上正大が仕掛ける特撮番組『PINKの特撮』 ファンも参加で熱い!

YouTube発! 世界を駆け抜けるPINKのヒーロー!

テレビマガジン編集部


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どこまで海外の方が見てくれるかなっていうのも、ちょっと楽しみなところでもありますね。

特撮って意外と僕らの知らない所で、アジアで結構広がってるんですよ。(井上さん・右)
特撮ってこんな楽しみ方があるんだ、みたいなの物が見つかればいいですね。(佐藤さん・左)
撮影/神谷美寛
編集部:メインターゲットというか、『PINKの特撮』を見てほしい層というのはどのあたりでしょうか?

井上さん:どなたにも見てほしいんです。
YouTubeの視聴者の方たちって、YouTubeだけ見るっていう感じの人たちが多いんです。テレビを見ないで。そのYouTubeを見ている人たちに向けて、特撮っていうのを見せてあげたいっていうのがまずひとつと。あとは海外系ですね。

今僕らが動画を上げると、コメントが意外と多いのがインドネシアなんですよ。中国の方も多くいますし。日本だけじゃなくて、特撮って意外と僕らの知らない所で、アジアで結構広がってるんですよ。

佐藤さん:熱がすごいですよね。

井上さん:熱がすごい。そういった中で、テレビは日本では見られるけど、でも外に出るには結構時間がかかるじゃないですか。

YouTubeという媒体であれば外にも行けるっていうことで、日本の特撮を『YouTubeを好きな日本人と世界で特撮が気になっている人たち』に向けてやりたいなって思います。

佐藤さん:各国の見方の違いとかも面白いですね。こういうのがすごい流行るんだ!みたいな。

井上さん:どこまで海外の方が見てくれるかなっていうのも、ちょっと楽しみなところでもありますね。

佐藤さん:特撮も、こうやってYouTubeで簡単に世界で見られるようになったじゃないですか。だから何か特撮の新しい世界が広がるんじゃないかなっていう感じもしますね。特撮ってこんな楽しみ方があるんだ、みたいなの物が見つかればいいですね。

井上さん:このプロジェクトを通じて僕が痛感しているのは、『特撮って創るのが大変だな』っていうところですね。
普通のヒューマンドラマだと世の中のどこかで撮ればいいんですけど、怪人が出てくるとかもそうですし、ヒーローがいるっていう世界線が。

佐藤さん:CGを使いますしね。これがまた大変ですよね。普通のドラマだったら、人と人でカメラを回してある程度は撮れますけど。大半が「ここはちょっと難しいからCGだなあ」とか。

さらに、今回は『異世界転生』で『いろんな世界』っていうのがテーマで、世界観が1つじゃないので。いろんな所にロケハンをしまくって、12話だから12種類の場所の世界観を統一しないといけないので、そこが難しいですね。

今になって感じるのは、『ディケイドのすごさ』ですね。

「仮面ライダー50周年おめでとう!」って言ってる重みを、僕は今、多分キャストでいちばん感じている気がします。(井上さん)
撮影/神谷美寛
井上さん:今になって感じるのは、『ディケイドのすごさ』ですね。

これはプロデューサーの白倉さんが言ってたことなんですけど、ニュアンスだけで言うと「ディケイドは設定として完成されている」と。「このシステムは天才だと思った」みたいな感じのことを言ってたんです。

ディケイド以降、いろんな仮面ライダーの力のフォームが出来ていますよね。ジオウだったら誰かの力を得るじゃないですか。アーマーとかも。

でも『ディケイドはそのものになれる』っていう設定じゃないですか。その『ベルトを替えるだけで全種になれる』というこの発想。プラス『各ライダーの世界に行く』っていうギミックが、この仮面ライダーの歴史でしか出来ないし、各ファンの方がいたりとかして盛り上がりますし。記念作としては本当に完成されているギミックだと。

今、脚本を考える立場になってプロジェクトを考えはじめていて、その仮面ライダーの歴史と、それをどうやって構成されているかっていうのを、僕らが創る側に回ってみて、ようやくディケイドのプロジェクトって天才だったなって思うんですよね。

冒頭でも言いましたけど「仮面ライダー50周年おめでとう!」って言ってる重みを、僕は今、多分キャストでいちばん感じている気がします。あれは50年やってないと出来ないシステムで発想だし、あれはあれで絶対越えられないから。

でも仮面ライダーを創るっていうのではなくて、本当に全く別の特撮というジャンルでやりたいなって、より思いましたよ。あれはすごいですよねえ。

だから、本当にディケイドは記念作に相応しい作品で、あのギミックはもう天才的だったなと思いましたね。

『PINKの特撮』12話創りますけど、どんな12話になるのかなっていうのは、日々考えています。

佐藤さん:僕らって創る前から動画に出してるじゃないですか。普通創る時って「企画段階とかでボツになるかもしれない」とか、「やっぱ考えたけど無理だよな」ってなって世に出す前に終わるって物がいっぱいあるじゃないですか。

でも僕らはそこが無いので。考えた物をすぐポンっと1回出して動画にしちゃうんで、「言ったからにはやらなきゃいけないよな」って、そこですぐに決定してしまっていて。

井上さん:YouTubeって基本そうなんですよ。言った物をやらなきゃいけない。本当にそういうとこが視聴者一体型なんですよ。やっぱりYouTubeって。

佐藤さん:でもそのやり方が、逆にすごくプラスになってますよね。

編集部:最後に、一言メッセージをお願いします。

佐藤さん:今回、これを見てくれるみなさん。GGEチャンネルという物を知らない方もいると思いますので、ぜひこの機会に知っていただいて、チャンネル登録していただければと思います。よろしくお願いいたします。金会員・銀会員もあります。生配信もありますから気になったらぜひ!

井上さん:今回、光栄に思います。本当に。仮面ライダーでもなく、牙狼でもなく、この記念すべき講談社さんのWebマガジンに『PINKの特撮』で呼ばれたっていうことが、後世のネタになります。

ただ、『PINKの特撮』は決してふざけて創っているわけではなくて、本当に本気で創っています。
本当にお世話になった特撮の集大成みたいなような形で僕もやらせていただきたいと、俳優人生を賭けてやりたいなと思っている作品でもあります。

完成した暁には見ていただいたら嬉しいですし、メイキングとかも今GGEチャンネルに上がっていますので、そちらを見ていただけたら色んな物を含めて楽しんでいただけると思います。
特撮の製作の裏側や創っている工程を皆さんにお届けしたいなと思っているので、一緒に創っていければなと思います。

ありがとうございました。
【編集部より】
井上正大さんと佐藤大介さんのお話、いかがだったでしょうか。プロとファンが一体となって進めている『PINKの特撮』は、もうすぐ撮影に入るとのことで、ますます目が離せなくなりますね。

はたして第1話の配信はいつなのか? どんな活躍をみせるのか? 興味をもった方は、ぜひYouTubeの「GGE CHANNEL」をチェックしてみてください!

※本記事でも本編の配信が決まりましたらお知らせいたします。

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日本初の児童向けテレビ情報誌。1971年11月創刊で、仮面ライダーとともに誕生しました。 記事情報と付録の詳細は、YouTubeの『テレビマガジン 公式動画チャンネル』で配信中。講談社発行の幼年・児童・少年・少女向け雑誌の中では、『なかよし』『たのしい幼稚園』『週刊少年マガジン』『別冊フレンド』に次いで歴史が長い雑誌です。 【SNS】 X(旧Twitter):@tele_maga  Instagram:@tele_maga

日本初の児童向けテレビ情報誌。1971年11月創刊で、仮面ライダーとともに誕生しました。 記事情報と付録の詳細は、YouTubeの『テレビマガジン 公式動画チャンネル』で配信中。講談社発行の幼年・児童・少年・少女向け雑誌の中では、『なかよし』『たのしい幼稚園』『週刊少年マガジン』『別冊フレンド』に次いで歴史が長い雑誌です。 【SNS】 X(旧Twitter):@tele_maga  Instagram:@tele_maga