【マクロスΔ】#ワルキューレロス のあなたに捧ぐ、感動のライブツアー千秋楽レポート!

ワルキューレ単独公演最後のライブツアー千秋楽、幕張メッセ公演Day-2の様子をレポート!

テレビマガジン編集部

ワルキューレのファイナルライブツアー千秋楽、幕張メッセ公演Day-2をレポート!

5月20日からスタートしたワルキューレのファイナルライブツアー『SANKYO presentsワルキューレ FINAL LIVE TOUR 2023〜Last Mission〜』は、東京、大阪、そして追加公演となった千葉・幕張メッセ公演Day-2となる6月4日に最終日を迎えた。

振り返れば2015年の結成から8年間も活動を継続してきた。それだけに積み上げてきた実績は濃厚で、ファイナルライブツアーでは日替わり曲やメドレーを含めて、すべての楽曲(「ワルキューレのバースデイソング」を除く)を「ツアーで歌い切る」という最強のセットリストを達成。ワルキューレの歴史に新たな1ページを刻む単独最後のライブツアーとなった。

その集大成といえる幕張Day-2は、どのようなライブになったのだろうか?
▲ファイナルライブツアーのメインビジュアルで作られた看板。記念撮影するファンであふれかえっていた。
▲チケットもソールドアウト。ライブビューイングも行われ、かつてないほどのファンが単独最後のライブを見届けた。
▲ワルキューレのメンバーたち。この5人だからこそ、8年間にも及ぶ活動が継続できたと感じる。
冒頭を飾ったのは、ハインツ・ネーリッヒ・ウィンダミアの歌唱を担当するメロディー・チューバックの「オーラ・サーラ〜光る⾵〜」。神々しいまでの歌声に、会場のファンは一気に『マクロスΔ』の世界観へと引き込まれていく。

ステージが暗転して流れ始めたオープニングムービーに、フレイア、美雲、カナメ、レイナ、マキナが映し出されると、観客のボルテージは最高潮に。出撃するΔ小隊には、メッサー機、キース機の機影が続いて行く……という心憎い演出も加わっていた。

映像がフェードアウトすると、ワルキューレの5人、美雲ΔJUNNA、フレイアΔ鈴⽊みのり、カナメΔ安野希世乃、レイナΔ東⼭奈央、マキナΔ⻄⽥望⾒がステージ上にあらわれ、最後のライブが本格的に幕を開けた。

最初に「⼀度だけの恋なら」でスタートし、続いて「ルンがピカッと光ったら」へ。『マクロスΔ』前期のオープニング、エンディング曲に2016年へと一気に時間が引き戻されていく。久々の声出し解禁となった本ツアーでは、確実に8年分の思いが観客の声援となって表れていた。

続いて美雲ΔJUNNAのパワフルなボーカルに引き込まれる「破滅の純情」、5人のクールさを前面に押し出した「絶対零度θノヴァティック」と、『マクロスΔ』後期エンディング曲とオープニング曲が続き、ワルキューレの歴史を辿っていく。

キャラクターでのMCを経て、これまで数々のハードルを乗り越えてきた彼女たちが劇中と高いシンクロ感でパフォーマンスをする楽曲「チェンジ!!!!!」。続いて『劇場版マクロスΔ 絶対LIVE!!!!!!』の縦横無尽なライブ演出が印象的な「唇の凍傷」へ。

会場では『マクロスΔ』のロゴを配したトロッコが登場し、ワルキューレのメンバーが乗り込むと、会場狭しと疾走。そのまま突入した「いけないボーダーライン」では、美雲ΔJUNNAとフレイアΔ鈴⽊みのりが熱唱した。トロッコを降り、それぞれメインステージ、バックステージに立った5人がセンターステージに向かいながら「Walküre Attack!」を歌い、王道の楽曲が続いて行く。

エネルギッシュなステージが静寂に包まれると、メッサーとカナメの思い出を辿るシーンへ。メッサー(CV.内⼭昂輝)の「歌ってくれカナメさん、歌ってくれワルキューレ」という新録セリフで始まった「AXIA 〜ダイスキでダイキライ〜」では、カナメΔ安野希世乃の歌声がキースとの死闘を思い起こさせた。

続く「GIRAFFE BLUES」は、美雲ΔJUNNAとフレイアΔ鈴⽊みのりのメインボーカルでスタートし、カナメΔ安野希世乃、レイナΔ東山奈央、マキナΔ西田望見が加わり、5人の優しく温かい歌声が会場を包み込んだ。

ダークなパフォーマンスのYami_Q_rayも登場!

会場が闇に包まれると、一気に『劇場版マクロスΔ 絶対LIVE!!!!!!』に登場したYami_Q_ray(ヤミキューレ)のステージへ。闇雲ΔJUNNAが「Glow in the dark」で、一気にダークな世界観へと引き込むと、続いて「Diva in Abyss」へ。3連続Yami_Q_rayとなるラスト曲は「綺麗な花には毒がある」だ。5人はYami_Q_rayになりきり、気怠そうな表情や挑発的なポーズで、観客たちを魅了していた。

再びメロディー・チューバックがステージに登場し、「ザルド・ヴァーサ! 〜決意の⾵〜」が流れると、舞台は一気に光の世界へ。マクロスエリシオンの出撃シーンとともに、眩い白いドレスに身を包んだ5人が、再びメインステージへと登場。それは新たな始まりを予感させるような、純粋無垢なワルキューレをイメージさせた。

ここで繰り出されたのは「ワルキューレがとまらない」、「ワルキューレは裏切らない」、「ワルキューレはあきらめない」という、ワルキューレをタイトルに冠した象徴的なナンバーたち。

振り返ればワルキューレの活動のターニングポイントで送り出された曲たちであり、「とまらない」「裏切らない」「あきらめない」という言葉は強烈なメッセージとなって、ファンを熱狂させてきた。そしてさらに彼女たちの強いメッセージが込められた楽曲「未来はオンナのためにある」で、観客のボルテージは最高潮に達した。
次のページへ ワルキューレのデビューは、西暦2065年…
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