11月9日 ULTRASEVEN X 地球に侵入した謎の光の魂の目的とは!?

今日は何の日? 「ウルトラ怪獣日和」11月9日(2007年)

テレビマガジン編集部

数ヵ月前、タカオが通うバーでふたりは知り合った。ふたりとも、宇宙を題材にしたとある映画が好きで意気投合。記憶喪失前のジンはクールで口数の少ない現在とは違い、明るい性格だったようだ。タカオは宇宙飛行士になる夢を持っていたが叶わず、今は関係ない仕事に就いている。DEUSの仕事を「宇宙を相手にする仕事」と言って誤魔化しながら自分について話したジンに、タカオは自分の分まで頑張るよう語ったのだった。

一方、光の魂を調べていたケイは、光の魂の推定年齢が2万歳であることを突き止める。光の魂の姿は、生物が進化の末にたどり着いた「究極の形」だったのだ。しかし、その日の夜を最後に光の魂の目撃情報は途絶えてしまった。ジンたちは光の魂が最後に目撃されたポイントの調査に向かうが、ジンはタカオの自宅が近くにあることを思い出し、彼の自宅を訪れる。

タカオが不在だったため、ジンはDEUSの通信機器であるビデオシーバーでマンションの部屋のロックを解除し、中に入る。しかし、やはりタカオはいない。すると、部屋にある電話が鳴った。相手はタカオの勤務先で、彼は無断欠勤をしているというのだ。そのとき、未確認飛行物体が飛来した公園に円盤が出現したという連絡が。ジンが急行すると、そこには輝く円盤とそれを待っていたタカオがいた。
タカオを乗せた光の魂の宇宙船が地球を飛び立つ  ©2007円谷プロ/UXP
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円盤が危険なものだと感じたジンだったが、タカオは「危なくない」と言う。タカオは光の魂と同化していた。すると、その光の魂が女性の声でジンに語りかけてきた。〝彼女〟らは数百万年前に故郷の星を失い、世代交代をしながら宇宙を旅してきた。しかし、ついに彼女ひとりを残し、みな命が尽きてしまったという。

光の魂はさまざまな惑星で「器」となる生命体を見つけては同化し、宇宙の旅を続けていた。タカオの体を器として利用しようとする光の魂をジンは責めるが、当のタカオは自ら望んだことだと話す。タカオの覚悟を知ったジンはULTRASEVEN Xに変身。タカオを乗せ、宇宙の彼方に消えていく光の魂の宇宙船を見送ったのだった。
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