あの日、あの時、胸躍らせて目撃したのは何だったのか? 今回取り上げるのは「8月18日」(1968年)。
人類に好意を持ったウルトラセブンは、自らの命を捨てて仲間を救おうとした勇気ある青年・薩摩次郎の姿をかり、モロボシ・ダンと名乗って、ウルトラ警備隊に入隊。宇宙人の侵略から地球を防衛する。
伊良湖岬一帯の不穏な動きを察知した地球防衛軍。ダンはマークしていた怪しい女のあとを追うが、女の目的はダンだった! 女に化け、ダンを監禁したサロメ星人たちは、ダンにウルトラビームの秘密を吐かせ、巨大ロボットのニセ・ウルトラセブンを完成させる。
怪しい女を追跡するダン
ダンとアンヌは、自分たちの関心を惹こうとする怪しい女を発見、尾行していた。すると、ハイドランジャーが撃沈されたという連絡が入り、それと同時に女は姿を消した。女が残した腕時計は、ハイドランジャーが攻撃された時刻で止まっており、やはり女が事件と関係があると考えたダンは、女の捜索を開始する。
女は赤いスポーツカーでどこかに向かっていった。ダンはアンヌに連絡を任せ、ひとりで女を追跡。しかし、女が逃げ込んだと思われる灯台に入ろうとすると、見えないバリアが発生。ダンは気絶してしまう。ダンが目を覚ますと、体を拘束されていた。そして、追跡していた女と、ひとりの男が現れる。彼女たちは、ダンがウルトラセブンであることを知っていた。
女たちの正体はサロメ星人だった。すると、サロメ星人の女は「ダンに見せたいものがある」と言って拘束を解き、ダンを別の部屋に連れていく。そこにはなんと、ウルトラセブンがいた。サロメ星人は偽物のウルトラセブンを使って、地球を侵略しようとしていたのだ。