あの日、あの時、胸躍らせて目撃したのは何だったのか? 今回取り上げるのは「4月5日」(1997年)。
南極で発見された隕石に、惑星ビザーモで作られた人工生命体がいた。ホリイ隊員は、知能を持ち、二酸化炭素を吸って酸素を出す性質を持つその生命体と共存できないかと考える。しかし、生命体は自身の繁殖だけを考えており、TPC極東本部基地・ダイブハンガーを手中におさめてしまう。
人工生命体がGUTSの基地を奪う!
ホリイ隊員が調査をしていると、生命体はアメーバ状になってパソコンの中に入り込み、「助ケテクレ!」とディスプレイに表示される文字を使って話しかけてきた。
その生命体には知能があったのだ。生命体は、惑星ビザーモで汚れた大気を浄化するために作られた人工生命体らしい。調査の結果、二酸化炭素を吸って大量の酸素を吐き出す性質を持っていた。ホリイは、自ら「敵意はなく、ただ繁殖し大気を浄化する」と言う生命体と共存できれば、酸素がない場所にも人間が住めるようになると考えた。
生命体の処遇は上層部の判断を待つことになり、GUTSの隊員たちは24時間体制で警備をすることに。隊員たちは生命体に少なからず疑問を持っていたが、ホリイだけは入れ込むようにコミュニケーションをとっていた。しかし、生命体は自らの危機を察知して行動を開始する。
生命体は偽のホリイの姿で司令室のヤズミ隊員に通信。自分がいる部屋のコンピューターをメインコンピューターに接続させると、ダイブハンガーのコントロールを奪い、電気エネルギーを吸収しはじめる。