4月5日 ウルトラマンティガ対GUTS基地を襲う人工生命体!

今日は何の日? 「ウルトラ怪獣日和」 4月5日(1997年)

テレビマガジン編集部

『ウルトラQ』『ウルトラマン』の放送が開始され、ウルトラ怪獣が登場した1966年以来、半世紀以上にわたって脈々と続くウルトラマンシリーズ。作品ごとに子どもたちは、現実とフィクションとを一体に感じ、日々、ウルトラヒーローや怪獣たちに夢中になっていた。

あの日、あの時、胸躍らせて目撃したのは何だったのか? 今回取り上げるのは「4月5日」(1997年)。
ビザーモと戦うウルトラマンティガ パワータイプ  ©円谷プロ PHOTO/講談社
1996年9月7日より放送が開始された『ウルトラマンティガ』は、実写テレビシリーズとしては『ウルトラマン80』以来15年ぶりに放送された作品で“平成ウルトラマンシリーズ”第1作である。超古代の光を手にした特捜チームGUTS(ガッツ)の隊員、マドカ・ダイゴはウルトラマンティガに変身。地球平和連合TPCの一員として怪事件を調査しながら、怪獣や宇宙人と戦いを繰り広げる。

南極で発見された隕石に、惑星ビザーモで作られた人工生命体がいた。ホリイ隊員は、知能を持ち、二酸化炭素を吸って酸素を出す性質を持つその生命体と共存できないかと考える。しかし、生命体は自身の繁殖だけを考えており、TPC極東本部基地・ダイブハンガーを手中におさめてしまう。
「ウルトラ怪獣日和」、今日は何の日?

人工生命体がGUTSの基地を奪う!

1997年4月5日は、『ウルトラマンティガ』第31話「襲われたGUTS基地」が放送された日。南極から発見された隕石に潜んでいた生命体を調査していた研究員たちが、酸素中毒でメディカルセンターに運ばれた。そのサンゴのような生命体はGUTSのもとに運ばれる。

ホリイ隊員が調査をしていると、生命体はアメーバ状になってパソコンの中に入り込み、「助ケテクレ!」とディスプレイに表示される文字を使って話しかけてきた。

その生命体には知能があったのだ。生命体は、惑星ビザーモで汚れた大気を浄化するために作られた人工生命体らしい。調査の結果、二酸化炭素を吸って大量の酸素を吐き出す性質を持っていた。ホリイは、自ら「敵意はなく、ただ繁殖し大気を浄化する」と言う生命体と共存できれば、酸素がない場所にも人間が住めるようになると考えた。

生命体の処遇は上層部の判断を待つことになり、GUTSの隊員たちは24時間体制で警備をすることに。隊員たちは生命体に少なからず疑問を持っていたが、ホリイだけは入れ込むようにコミュニケーションをとっていた。しかし、生命体は自らの危機を察知して行動を開始する。

生命体は偽のホリイの姿で司令室のヤズミ隊員に通信。自分がいる部屋のコンピューターをメインコンピューターに接続させると、ダイブハンガーのコントロールを奪い、電気エネルギーを吸収しはじめる。
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