3月19日 ザラガスの閃光でウルトラマンの視力が奪われる!

今日は何の日? 「ウルトラ怪獣日和」 3月19日(1967年)

テレビマガジン編集部

『ウルトラQ』『ウルトラマン』の放送が開始され、ウルトラ怪獣が登場した1966年以来、半世紀以上にわたって脈々と続くウルトラマンシリーズ。作品ごとに子どもたちは、現実とフィクションとを一体に感じ、日々、ウルトラヒーローや怪獣たちに夢中になっていた。

あの日、あの時、胸躍らせて目撃したのは何だったのか? 今回取り上げるのは「3月19日」(1967年)。
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科学特捜隊の攻撃を受けてパワーアップしたザラガスと、視力を奪われたウルトラマン  ©円谷プロ
“初代”ウルトラマンが活躍する『ウルトラマン』は、科学特捜隊のハヤタ・シンが、ウルトラマンと一体化し、怪獣や宇宙からの侵略者から地球を守るために戦う物語だ。前作の『ウルトラQ』で描かれた、怪獣や宇宙人によって引き起こされる超常現象や事件といった要素に加え、ウルトラマンというヒーローを登場させることで前作を上回る大人気番組となった。

受けた攻撃の耐性を身に付け、体質を変化させる怪獣ザラガスが現れた。アラシ隊員は子どもを守るため、命令違反を犯して新兵器でザラガスを攻撃するものの通用しない。命令を無視したアラシは謹慎処分を言い渡されてしまう。
「ウルトラ怪獣日和」、今日は何の日?

姿を変える怪獣

1967年3月19日は、『ウルトラマン』第36話「射つな! アラシ」が放送された日。新たに完成した児童会館の見学に行った科学特捜隊。そこで空に異変が起こり、6000万カンデラの強烈な光が照射される事件に遭遇。光を直視した人が失明する被害も発生し、警戒態勢をとることになる。

その怪光現象はしばらくの間は観測されなかったが、ある日、赤い煙とともにザラガスが出現。怪光現象はザラガスの仕業だった。科学特捜隊は主力戦闘機・ジェットビートルによる「ウルトラ十文字作戦」でザラガスにダメージを与え、攻撃を受けたザラガスの体から甲羅がはがれ落ちる。

だが、ザラガスは攻撃を受けると、その攻撃に耐えられるように姿や体質を変化させる能力を持っているのだった。

ザラガスへの攻撃中止命令が下り、科学特捜隊は帰還する。しかし命令に不満のアラシ隊員。すると、科学特捜隊本部に児童会館に子どもたちが取り残されているという報告が入り、ハヤタたちは救出に向かった。

ハヤタとアラシは児童会館の中に入り、子どもたちを助けるが、その際にハヤタと子どもたちがザラガスの放つ光を浴びて目を痛めてしまう。アラシは子どもたちを守るため、命令を無視して脳細胞を破壊する新兵器のQXガンを発砲する。
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