2月11日 少年が生んだウルトラセブンが暴走!? ウルトラマン80

今日は何の日? 「ウルトラ怪獣日和」 2月11日(1981年)

テレビマガジン編集部

『ウルトラQ』『ウルトラマン』の放送が開始され、ウルトラ怪獣が登場した1966年以来、半世紀以上にわたって脈々と続くウルトラマンシリーズ。作品ごとに子どもたちは、現実とフィクションとを一体に感じ、日々、ウルトラヒーローや怪獣たちに夢中になっていた。

あの日、あの時、胸躍らせて目撃したのは何だったのか? 今回取り上げるのは「2月11日」(1981年)。
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妄想ウルトラセブン(右)の暴走を止めようとするウルトラマン80  ©円谷プロ
1980年4月2日より放送が開始された『ウルトラマン80』。中学校の教師であり、地球防衛軍の怪獣・怪事件の対策チームUGMの隊員でもある矢的 猛がウルトラマン80に変身。人間の憎しみや悲しみが生み出す怪獣に立ちむかう。

ウルトラセブンを大好きなサッカー少年が、暴走族に重傷を負わされた。容体が急変、面会謝絶となった少年の生霊がウルトラセブンの人形に宿り、夜の街にセブンが出現する!
「ウルトラ怪獣日和」、今日は何の日?

暴走族に襲われた直人少年

1981年2月11日は『ウルトラマン80』第44話「激ファイト!80vsウルトラセブン」が放送された日。グラウンドで練習をするサッカーチーム・モンキーズの少年たち。そこに、暴走族・サターン党が侵入、邪魔をしてきた。練習を応援しに来ていた直人選手の姉が、バイクに追いかけられ、接触。倒されてしまう。

怒った直人は、ボールを蹴ってサターン党のメンバーを横転させる。逆上したリーダーは直人をバイクで轢いたうえ、とどめをさしてやると言うが、そこに猛が割って入ると、サターン党のメンバーは逃げていった。

病院に運び込まれた直人は、意識不明の重体だった。直人はウルトラセブンが大好きで、枕元にはサッカーの時にも持っていたセブンの人形が置かれていた。猛はサターン党を捕まえようとUGMに進言。オオヤマ一樹キャップは、それは警察の仕事だと言いつつ、猛が捜査できるように休暇を与えるのだった。

一方、モンキーズのライバルチームであるジャッキーズに所属するミノルは、自分の兄がモンキーズを襲撃し、直人に重傷を負わせたことに気づき、兄を問い詰めていた。弟の所属するジャッキーズを優勝させるためにやってやったと、へらへらと笑う兄にミノルは怒り、直人に謝れと泣きながら訴える。だが兄は不機嫌になり、バイクで去ってしまった。

そして、直人の願いがウルトラセブンの人形に託される。
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