6月26日 ウルトラQ ボクサーの相棒の深海生物が巨大化!

今日は何の日? 「ウルトラ怪獣日和」 6月26日(1966年)

テレビマガジン編集部

火事でピーターが巨大化する!

ジョーとピーターが出会ったのは、ジョーが試合でフィリピンを訪れた時だった。海釣りをしていたジョーは、ピーターを釣り上げたが、何度捨ててもピーターは針にかかるため、運命だと思い、そのまま連れて帰ったという。そして、試しに次の試合がどうなるかを聞いてみると、ピーターは「6回でノックアウトだぜ」と言っているような顔をした。そして、ジョーはピーターの予言通り、6回で相手をノックアウト。それから、ピーターはジョーの相棒になった。

万城目は、ピーターを通してジョーが自己暗示をかけていると考えたが、ジョー曰く、その後もピーターの予言は的中していったらしい。しかし、ある日ピーターは「ジョー、かわいそうに。ノックアウトされる番だぜ」と予言した。それを聞いて、ジョーはピーターと共に姿を消したのだった。

ジョーに試合に出るよう説得する万城目。しかしジョーは、とある試合の後から目の調子が悪くなったと言い、万城目が発破をかけるために打ったパンチにも反応できなかった。事情を知った由利子はジョーの失踪についての記事を書くのをやめ、万城目もジョーのことをそっとしておくことにした。

しかし、その後、ピーターがいなくなってしまう。ピーターがいないと自分は駄目になると落ち込むジョー。すると、落雷により近くの森で火事が発生。ピーターの咆哮を聞いたジョーは森に向かった。ピーターを発見したジョーは、ピーターを海に誘導するが、ピーターはドラム缶を蹴ってしまい周囲は炎の海に。そのままピーターは行方不明となってしまう……。

そして翌日、ジョーは道に倒れていた自分とロニー・カンポの試合の看板を立て直し、顔を上げて歩き出すのだった。

深海怪獣 ピーター

火事による熱で、30メートルの巨大怪獣になった  ©円谷プロ
【ウルトラ怪獣事典】
深海怪獣 ピーター

身長/0.2〜30メートル 
体重/500グラム〜1万5000トン

アリゲトータスという学名の超深海生物。普段はトカゲくらいの大きさだが、体内の特殊なリンパ液の力で熱に反応して巨大化する。万城目は巨大化したピーターのことを危険と言っていたが、ジョーを襲うようなことはなかった。

登場エピソード:『ウルトラQ』第26話「燃えろ栄光」(1966年6月26日放送)
脚本:千束北男/特技監督:的場 徹/監督:満田かずほ(満田かずほ※は、正しくは禾に斉になります)

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6月26日はボクサーの相棒のピーターが巨大化した日

6月26日は人気ボクサーのダイナマイト・ジョーの相棒のピーターが、火災による熱で巨大化したエピソードの日。果たしてピーターは無事だったのか。ジョーは試合に勝つことができたのか。すべては描かれませんでした。しかし、いずれにせよ、ジョーはピーターへの依存から脱却し、前に進むことができたようです。
※この記事は『ULTRAMAN ウルトラマン&怪獣手帳 今日もウルトラ怪獣日和 2022』をもとに構成しています。
©円谷プロ

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テレビマガジン編集部

日本初の児童向けテレビ情報誌。1971年11月創刊で、仮面ライダーとともに誕生しました。 SNS:テレビマガジンX(旧Twitter) @tele_maga  SNS:テレビマガジンLINE@ @tvmg  記事情報と付録の詳細は、YouTubeの『ボンボンアカデミー』で配信中。講談社発行の幼年・児童・少年・少女向け雑誌の中では、『なかよし』『たのしい幼稚園』『週刊少年マガジン』『別冊フレンド』に次いで歴史が長い雑誌です。

日本初の児童向けテレビ情報誌。1971年11月創刊で、仮面ライダーとともに誕生しました。 SNS:テレビマガジンX(旧Twitter) @tele_maga  SNS:テレビマガジンLINE@ @tvmg  記事情報と付録の詳細は、YouTubeの『ボンボンアカデミー』で配信中。講談社発行の幼年・児童・少年・少女向け雑誌の中では、『なかよし』『たのしい幼稚園』『週刊少年マガジン』『別冊フレンド』に次いで歴史が長い雑誌です。