6月25日 ウルトラマンネクサス ついに孤門がウルトラマンに!

今日は何の日? 「ウルトラ怪獣日和」 6月25日(2005年)

テレビマガジン編集部

『ウルトラQ』『ウルトラマン』の放送が開始され、ウルトラ怪獣が登場した1966年以来、半世紀以上にわたって脈々と続くウルトラマンシリーズ。作品ごとに子どもたちは、現実とフィクションとを一体に感じ、日々、ウルトラヒーローや怪獣たちに夢中になっていた。

あの日、あの時、胸躍らせて目撃したのは何だったのか? 今回取り上げるのは「6月25日」(2005年)。
ついに姿を表したダークザギ  ©円谷プロ PHOTO/講談社
2004年10月2日から放送が開始された『ウルトラマンネクサス』では、スペースビーストを撃退するナイトレイダーに所属する孤門一輝(こもん かずき)を中心に据えつつ、ウルトラマンに変身するデュナミスト(適能者)が複数登場。ウルトラマンの力が代替わりし、受け継がれていく構成となっている。トラウマ級のハードなストーリー展開も特徴だ。

最後の力をふりしぼり、最強のスペースビースト・イズマエルを撃破した千樹 憐。自身の持つディフェクト(遺伝子操作上のミスで起きた、死に至る欠陥)を治す特効薬「ラファエル」が完成し、病院に運ばれた憐は、次のデュナミストに光を託し、その戦いを終えるのだった。

そして、光はナイトレイダーの西条 凪に受け継がれる。しかし、それはアンノウンハンド=ダークザギの計画が最終段階に移ることを意味していた。
「ウルトラ怪獣日和」、今日は何の日?

全ての黒幕は石堀隊員だった

2005年6月25日は『ウルトラマンネクサス』第37話「絆 -ネクサス-」が放送された日です。ナイトレイダーの基地で、ウルトラマンの光が凪隊員に受け継がれたことを察知した石堀隊員。すると、突如、石堀は平木隊員に発砲。続けて、和倉隊長や孤門にも攻撃を仕掛けてきた。そこに、デュナミストの証であるブラストショットを持った凪が駆けつけた。石堀は、凪の攻撃をいなすと、人々のビーストに関する記憶の消去に用いられている大型装置・レーテのもとに向かう。

石堀の正体は、アンノウンハンド=ダークザギだった。ダークザギは自身の復活のために地球にビーストを呼び寄せ、ウルトラマンと戦わせることでウルトラマンの光の力を強化。同時に、凪に目をつけ、幼い頃に彼女の目の前で両親を惨殺することで、彼女がビーストに対する憎しみを持つよう仕向けていたのだ。そして、その憎しみの心を持つ凪がウルトラマンの光を手にする瞬間を待っていた。

全ての元凶を目の前にした凪は、ウルトラマンネクサス アンファンスに変身。しかし、これまで人々のビーストに対する恐怖を蓄積したレーテは凪の憎しみとシンクロし、ネクサスはレーテに取り込まれてしまう。そして、光は闇に変換された。石堀はその闇を吸収し、ダークザギとして完全復活するのだった。
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