あの日、あの時、胸躍らせて目撃したのは何だったのか? 今回取り上げるのは「6月25日」(2005年)。
最後の力をふりしぼり、最強のスペースビースト・イズマエルを撃破した千樹 憐。自身の持つディフェクト(遺伝子操作上のミスで起きた、死に至る欠陥)を治す特効薬「ラファエル」が完成し、病院に運ばれた憐は、次のデュナミストに光を託し、その戦いを終えるのだった。
そして、光はナイトレイダーの西条 凪に受け継がれる。しかし、それはアンノウンハンド=ダークザギの計画が最終段階に移ることを意味していた。
全ての黒幕は石堀隊員だった
石堀の正体は、アンノウンハンド=ダークザギだった。ダークザギは自身の復活のために地球にビーストを呼び寄せ、ウルトラマンと戦わせることでウルトラマンの光の力を強化。同時に、凪に目をつけ、幼い頃に彼女の目の前で両親を惨殺することで、彼女がビーストに対する憎しみを持つよう仕向けていたのだ。そして、その憎しみの心を持つ凪がウルトラマンの光を手にする瞬間を待っていた。
全ての元凶を目の前にした凪は、ウルトラマンネクサス アンファンスに変身。しかし、これまで人々のビーストに対する恐怖を蓄積したレーテは凪の憎しみとシンクロし、ネクサスはレーテに取り込まれてしまう。そして、光は闇に変換された。石堀はその闇を吸収し、ダークザギとして完全復活するのだった。