4月9日 ウルトラマン 最終回! 科学特捜隊がゼットンを倒す!

今日は何の日? 「ウルトラ怪獣日和」 4月9日(1967年)

テレビマガジン編集部

『ウルトラQ』『ウルトラマン』の放送が開始され、ウルトラ怪獣が登場した1966年以来、半世紀以上にわたって脈々と続くウルトラマンシリーズ。作品ごとに子どもたちは、現実とフィクションとを一体に感じ、日々、ウルトラヒーローや怪獣たちに夢中になっていた。

あの日、あの時、胸躍らせて目撃したのは何だったのか? 今回取り上げるのは「4月9日」(1967年)。
瞬間移動するゼットンに翻弄されるウルトラマン  ©円谷プロ PHOTO/講談社
“初代”ウルトラマンが活躍する『ウルトラマン』は、科学特捜隊のハヤタ・シンが、ウルトラマンと一体化し、怪獣や宇宙からの侵略者から地球を守るために戦う物語だ。前作の『ウルトラQ』で描かれた、怪獣や宇宙人によって引き起こされる超常現象や事件といった要素に加え、ウルトラマンというヒーローを登場させることで前作を上回る大人気番組となった。

宇宙の彼方から謎の円盤群が飛来。それは、40年ものあいだ、地球を狙っていたゼットン星人たちだった。ゼットン星人の1体は岩本博士に化けて科学特捜隊基地に侵入。そして、我らのウルトラマンはゼットン星人の操る怪獣・ゼットンに敗北してしまう。
「ウルトラ怪獣日和」、今日は何の日?

ゼットン星人が地球に襲来

1967年4月9日は『ウルトラマン』第39話「さらばウルトラマン」が放送された日です。人工衛星が、地球に謎の円盤群が向かっているのを観測した。世界各国にある科学特捜隊の支部は防衛体制をとり、目的もわからない敵の襲来に備えはじめる。岩本博士は、1930年台から地球上で目撃されていた円盤は、彼らによる地球侵略のための偵察だったのだと推測。ついに、宇宙人が侵略作戦を開始したのだ。

そして、大気圏に突入し円盤群は地球に到着。敵が現れたのは、日本だった。パリにある科学特捜隊の総本部は、日本支部に敵の迎撃を命令。ハヤタたちは出撃した。すると、岩本博士は昨日完成したばかりの新兵器を渡し忘れていることに気づき、ムラマツキャップたちの後を追うことに。しかし、それを取りに向かう途中で何者かの襲撃を受けてしまった。

そのころ、ムラマツキャップたちは円盤群と遭遇し、ジェットビートルでドッグファイトを展開。円盤を次々と撃墜していく。すると、旗艦と思われる大型の円盤が離脱しようとしているのを発見。ハヤタとムラマツキャップはそれを追跡するも、見失ってしまう。

一方、イデ隊員とアラシ隊員は円盤を全機撃墜し、通信係として基地に残ったフジ隊員に連絡しようとする。しかし、フジからの応答がない。彼女は岩本博士に化けた何者かの襲撃を受け、基地内部も破壊されてしまっていたのだ。
岩本博士に化けていたゼットン星人  ©円谷プロ
帰還したハヤタたちであったが、基地は襲撃を受け悲惨な状態だった。そして、救出したフジから犯人が岩本博士だということを聞くと、アラシは様子がおかしい偽の岩本博士を発見。その正体は、ゼットン星人だった。ハヤタはマルス133を発射。ゼットン星人は、「ゼットン……」と断末魔をあげながら、倒された。
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