1月20日 人を偽りの楽園に誘う植物怪獣ソリチュラVSメビウス

今日は何の日? 「ウルトラ怪獣日和」 1月20日(2007年)

テレビマガジン編集部

ナオコが助けた男は植物怪人ソリチュランだった!

登校中に少女たちを見つけたナオコ。声をかけようとするが、少女たちはナオコにまたお金を出させようといった話をしていた。その場から逃げ出し、公園で涙を流していたナオコの前に、以前、彼女が助けた青年が現れる。

青年は「絶対に寂しくならない所」にナオコを連れていくと言う。一方、GUYSは敵の反応があった森にきていた。そこでミライは、青年に連れられて歩いているナオコを見つけ、後をついていく。

青年がナオコを連れてきた場所にあったのは、巨大な木とそこに巻きつけられる人々だった。青年は、「人間はみんなバラバラの心を持っているから寂しさを感じる」と言い、ナオコもその木に同化させようとする。ミライはナオコを助けようとするが、大量のツタに拘束されてしまう。青年は植物と一体化し、宇宙植物怪人ソリチュランに変貌。宇宙植物怪獣ソリチュラも姿を現す。

ミライは拘束をふりほどき、ウルトラマンメビウスに変身。メビュームブレードでソリチュラを切り倒し、メビュームシュートで撃破した。ソリチュラを倒したことで、同化されていた人々は救出される。しかし、同化していた人々は「そのままにしてほしかった」と言う。みな寂しさに苦しんでおり、同化が解けたことで、また苦しまなくてはいけないのかと嘆くのだった。

自分自身も寂しさに悲しんでいたナオコだが、「寂しさを感じる心も大切だ。私は人と分かり合いたい」と訴え、囚われていた少女を助ける。それを見たミライは、「寂しさを知っている人は、別の誰かの寂しさに気づいてあげられる。ナオコはきっと強くなれる」と感じるのだった。

宇宙植物怪獣 ソリチュラ

足元には、たくさんの人間が囚われていた。長い腕を鞭のように伸ばしてメビウスを攻撃  ©円谷プロ PHOTO/講談社
【ウルトラ怪獣事典】
宇宙植物怪獣 ソリチュラ
身長/50メートル
体重/2万トン

寂しさを感じる人間を誘拐し、一体化していた植物の怪獣。最終的に、すべての生物と同化し、地球と一体化しようとしていた。その分身体である宇宙植物怪人ソリチュランは、地球人に擬態して人々を捕獲する。

登場エピソード:『ウルトラマンメビウス』第40話「ひとりの楽園」(2007年1月20日放送)
脚本:朱川湊人/監督・特技監督:小中和哉

今回紹介したエピソードはウルトラサブスク「TSUBURAYA IMAGINATION」で配信中。ウルトラマンシリーズが見放題になる動画配信サービスです。
TSUBURAYA IMAGINATION
『ウルトラマンネクサス』2023年10月2日(月)より配信開始!
https://m-78.jp/news/post-6867

1月20日はソリチュラが寂しさを感じる人間を誘拐し同化した日

1月20日は、宇宙から飛来したソリチュラが怪人ソリチュランを使って人間を誘拐し、自らと同化させたエピソードの日。ナオコは寂しさから逃げることをやめ、いろいろな人と話をし、交流したいと思うのでした。励まされます。

このエピソードの脚本は直木賞作家の朱川湊人さん。そして中心人物になったナオコは、仲里依紗さんが演じていました。
※この記事は『ULTRAMAN ウルトラマン&怪獣手帳 2024』をもとに構成しています。
©円谷プロ

テレビマガジン ウルトラマンシリーズの最新刊

『ウルトラマン ニュージェネレーション英雄伝』
大人のウルトラファンに向けて、ウルトラマンゼロ、『ウルトラマンギンガ』から『ウルトラマンブレーザー』までのウルトラマン ニュージェネレーションと呼ばれるシリーズを、ウルトラマンデザイン、ストーリー、防衛チーム、怪獣・宇宙人、スタッフ、特撮等から解読するムックです。
23 件

テレビマガジン編集部

日本初の児童向けテレビ情報誌。1971年11月創刊で、仮面ライダーとともに誕生しました。 SNS:テレビマガジンX(旧Twitter) @tele_maga  SNS:テレビマガジンLINE@ @tvmg  記事情報と付録の詳細は、YouTubeの『ボンボンアカデミー』で配信中。講談社発行の幼年・児童・少年・少女向け雑誌の中では、『なかよし』『たのしい幼稚園』『週刊少年マガジン』『別冊フレンド』に次いで歴史が長い雑誌です。

日本初の児童向けテレビ情報誌。1971年11月創刊で、仮面ライダーとともに誕生しました。 SNS:テレビマガジンX(旧Twitter) @tele_maga  SNS:テレビマガジンLINE@ @tvmg  記事情報と付録の詳細は、YouTubeの『ボンボンアカデミー』で配信中。講談社発行の幼年・児童・少年・少女向け雑誌の中では、『なかよし』『たのしい幼稚園』『週刊少年マガジン』『別冊フレンド』に次いで歴史が長い雑誌です。