ワクチンなどと同じく、食品の保存に欠かせないのが冷蔵庫。意外なことに、ウルトラマンジードは冷蔵庫に助けられたことがある。今回取り上げるのは「11月18日」(2017年)。
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倒しても倒しても、よみがえって暴れるギエロン星獣に疲れ果ててしまうリク。しかし、その弱点が判明したことで一大作戦が実行される。いつもは守られるだけの存在だった市民たちが、怪獣打倒のために協力して立ち上がったのだ。
「ウルトラ怪獣日和」、今日は何の日?
毎日決まった時間に現れる怪獣
さらに詳しく調査した結果、ギエロン星獣の体の破片は時間経過と共に固体から液体になり、気化したものが空中で集まり怪獣の体を再構成しており、密閉しても焼却しても体組織が死なないことが判明する。
倒しても倒しても翌日に復活するギエロン星獣に気力を削がれつつあったリクは、テレビからの「ジードはいいかげんギエロン星獣をどうにかしろ」という市民の声を聞き星雲荘を飛び出してしまう。
星獣の破片を冷凍せよ!
リクたちが反応のある場所を探そうとすると、レイトの妻やそのママ友と出会う。そこに、レイトの娘のマユがトレイに入った謎の液体を持ってきた。曰く、綺麗な鉱石のようなもの(ギエロン星獣の体の破片だった)を拾ったが解けてしまったため、冷凍庫で冷凍したらしい。凍らしても元に戻らないことを疑問に思ったマユに、ママ友の女性が「それは、ジャガイモと同じね」と説明した。
ジャガイモは冷凍すると、水分が抜けて細胞壁が破壊されるのだ。
ついにギエロン星獣の弱点を発見したリクたち。しかし、巨大なギエロン星獣を冷凍する手段がない。そこにレイトが現れ、ある作戦を立てた。翌日、時間通りにギエロン星獣が出現。ジードはロイヤルメガマスターとなり、ギエロン星獣を撃破した。そして、AIBはテレビを通して市民に破片の回収を依頼。人々が破片を家の冷蔵庫で冷凍したことで、ギエロン星獣の復活は封じられたのだった。
【ウルトラ怪獣事典】
【ウルトラ怪獣事典】
再生怪獣ギエロン星獣
身長/50メートル
体重/3万5000トン
初登場は『ウルトラセブン』第26話「超兵器R1号」。防衛軍による超兵器R1号の実験により母星であるギエロン星を滅ぼされ、放射能の影響で異常進化した怪獣。驚異的な再生能力を持ち、体を粉々にされても一晩で復活する。
『ウルトラマンジード』に出現した個体の出自は直接には描かれていないが、すさまじい再生能力を持ち、強固な両腕を振り回して暴れる。
登場エピソード:『ウルトラマンジード』第20話「午前10時の怪鳥」(2017年11月18日放送)
脚本:三浦有為子/監督:冨田 卓
今回紹介したエピソードはウルトラサブスク「TSUBURAYA IMAGINATION」で配信中。
ウルトラマンシリーズが見放題になる動画配信サービスです。
https://m-78.jp/news/post-7577
11月18日は何度も復活するギエロン星獣が出現した日
ちなみに、ギエロン星獣の破片を冷凍した冷蔵庫は、AIBによって無償で新品に交換されています。さすがAIB!
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テレビマガジン編集部
日本初の児童向けテレビ情報誌。1971年11月創刊で、仮面ライダーとともに誕生しました。 記事情報と付録の詳細は、YouTubeの『テレビマガジン 公式動画チャンネル』で配信中。講談社発行の幼年・児童・少年・少女向け雑誌の中では、『なかよし』『たのしい幼稚園』『週刊少年マガジン』『別冊フレンド』に次いで歴史が長い雑誌です。 【SNS】 X(旧Twitter):@tele_maga Instagram:@tele_maga
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