仮面ライダーシリーズでも屈指の名作が、Vシネクストで登場!
「観ていない」というあなたは、ぜひお目通しいただきたい。
さて、そもそも『仮面ライダーオーズ』とはなんぞやという方もいるはずだ。ファンには言うまでもない情報ではあると思うが、まずは簡単に説明させて欲しい。
2010年9月から2011年8月までテレビ朝日系で放送された平成仮面ライダーシリーズの第12作である。
ストーリーは、800年の眠りからメダルの怪人「グリード」が目覚め、人間の欲望を利用するグリードたちから、右腕だけのグリード・アンクに促され、仮面ライダーオーズとなった火野映司が人々の命を守るための戦いを描いた。
また放送当時、変身アイテムであるメダルの玩具の生産数が、その年の1円・5円・50円玉の発行数を上回ったことでも話題となるなど、平成仮面ライダーシリーズ屈指の人気作品である。
その人気ゆえに、10周年を記念して完全新作が公開される運びとなったわけである。
映司が旅立った10年後の世界は、王とグリードに侵略されていた…
2021年、世界は混沌と恐怖に包まれていた。古代オーズが、800年の眠りからよみがえったのだ。グリードのウヴァ、カザリ、メズール、ガメルも復活させた古代オーズは、人類を絶滅させ、この世界を手に入れようとしていた。
かつてグリードと戦った後藤慎太郎や伊達明は、レジスタンスとして応戦。旅に出ていた火野映司も帰還する。だが、古代オーズの力は凄まじく、人類の劣勢は揺るがなかった。
そんな中、あの「割れたコアメダル」に異変が起こり、アンクが復活する。はたして、映司とアンクの運命は? いま、人類の生き残りを懸けた戦いが始まる……!
本編にも、Vシネクストにも大きく関わる王とは? グリードとは?
そもそも、ドラマ本編の主人公である映司の前にオーズだったのが、今回の最大の敵となる「王」だ。さらに、ドラマ本編でメダルを奪い合い、オーズとアンクと激しい戦いを繰り広げ、Vシネクストでは「王」に従い攻撃を仕掛けてくるのが、「グリード」だ。
すなわち、『仮面ライダーオーズ』とは、800年前から現在に至るまで繰り広げられる、「王」と「グリード」の物語であるといえる。
だからこそ、「王」と「グリード」について知れば、『仮面ライダーオーズ』をより深く知ることができるのだ。以下で800年前の「王」と「グリード」の因縁について説明していこう。