2024年大河ドラマ『光る君へ』凰稀かなめさん演じる赤染衛門の百人一首とは?
「5文字で表す百人一首」その5・赤染衛門編
2023.11.18
次々情報が解禁され期待が膨らむ中、Ane♡ひめ.netでは、紫式部をはじめ主要キャストが詠んだ歌を書籍『5文字で百人一首』からご紹介します!
この書籍は、百人一首をくすりと笑える現代風の「5文字」にしてみたもの。ゆるく楽しく学べる新たな百人一首の教養本になっているので、和歌がはじめての方にもおすすめの一冊です。
今回は、凰稀かなめさん演じる赤染衛門の歌をご紹介!
百人一首 第59首
かたぶくまでの 月を見しかな
赤染衛門
5文字で表すと?
訳と解説
夜が更けて西に傾くまで月を見てしまいましたよ。
藤原道隆が儀同三司母と結婚する前の話。道隆が赤染衛門の姉か妹に、これから行くよと言っておきながら、とうとう朝になっても来なかったとき、それを聞いた赤染衛門が代わりに道隆に贈った歌です。
何もなければ寝ていたのに、おまえのせいで夜更かしして、月が動くのをずっと見るはめになったぞ、と怒っている。
「やすらはで」は「ためらわないで」という意味。「もう来ないから寝よう」と「いや来るかもしれないから起きてよう」の間を一晩じゅう行ったり来たりして迷っていたことを、この一言で匂わせています。
NHK大河ドラマ『光る君へ』は2024年1月より放送予定です!