2024年大河ドラマ『光る君へ』ファーストサマーウイカさん演じる清少納言の百人一首とは?
「5文字で表す百人一首」その3・清少納言編
2023.11.04
次々情報が解禁され期待が膨らむ中、Ane♡ひめ.netでは、紫式部をはじめ主要キャストが詠んだ歌を書籍『5文字で百人一首』からご紹介します!
この書籍は、百人一首をくすりと笑える現代風の「5文字」にしてみたもの。ゆるく楽しく学べる新たな百人一首の教養本になっているので、和歌がはじめての方にもおすすめの一冊です。
今回は、ファーストサマーウイカさん演じる清少納言の歌をご紹介!
百人一首 第62首
よに逢坂の 関は許さじ
清少納言
5文字で表すと?
訳と解説
決して、われらが逢坂の関は通行許可を出さないでしょう
ある夜、藤原行成が清少納言の元に遊びに来たものの、用事があると言ってすぐ帰りました。朝になってお詫びをよこしてきましたが、その言い訳が「鶏が鳴いたので」だったのでした。
紀元前3世紀、中国の函谷関という関所で、朝に開くはずの門を、鶏の声真似で夜のうちに開かせた人がいました。
少納言がそれを思い出して「函谷関かよ」とツッコんだら、行成が「あなたと私が出会う逢坂の関ですよ」と返してきたので、返事として詠んだ歌。
清少納言は、『枕草子』の作者として有名です。『枕草子』にもこの歌についての話があります。
NHK大河ドラマ『光る君へ』は2024年1月より放送予定です!